非破壊検査ソリューション
PipeWIZARD iX
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概要
円周溶接部検査向けPipeWIZARD™ iX自動超音波システム
PipeWIZARD™
iX超音波フェーズドアレイ検査システムは、パイプライン企業が建設工程で円周溶接部を確実に検証できるよう支援します。堅牢・コンパクト設計でもあるPipeWIZARD
iXシステムは、陸上と海上どちらのパイプライン検査も円滑に行えるつくりになっています。高い効率性で自動超音波検査(AUT)を行う、この高性能マルチテクノロジー検出システムによって、円周溶接部と熱影響部(HAZ)の欠陥が明らかになり、迅速に解析・評価できます。
標準および詳細検査に対応する高性能装置
PipeWIZARD
iXシステムは、振動、衝撃、電磁妨害、さらには極端な気温に耐えられるつくりになっています。コンパクトながら堅牢な設計のおかげで、PipeWIZARD
iXシステムは楽に持ち運んで自信を持って操作することもできます。
旧モデルより軽くなったPipeWIZARD
iXシステムのデータ収集ユニットは、スキャナー上に一体化され、セットアップと操作がさらに簡単になりました。より高性能な電子機器とより多くの入力チャンネルを備えたQuickScan
iX PA 64:256データ収集装置は、PipeWIZARDシステムの能力と効率を引き上げ、検査範囲の拡大と高度な超音波探傷法への対応をかなえます。
操作性と現場効率の向上
PipeWIZARD
iXシステムのハードウェア設計が最適化され、セットアップの柔軟性と適合性が向上しています。オプションの各種アンビリカルケーブル長、クイックラッチコネクター、構成を変更可能なプローブモジュールによって、PipeWIZARD
iXセットアップをさまざまな検査ニーズと環境に適合させる力が増しています。また、バンドの幅が狭くなり、旧モデルに比べて塗装カットバック要件が大幅に低減されました。
PipeWIZARD
iXシステムでは、現場の検査員どうしが今まで以上に一緒に作業しやすくなり、効率化されます。一体化されたインジケーターライトとソフトウェア機能によって、スキャナー技師とオペレーター間のコミュニケーションが容易になるため、困難な条件下でもスムーズに検査できます。
最適化された検査と解析のワークフロー
PipeWIZARD
iXに付属のソフトウェアは、信頼性が高く規格に準拠した円周溶接部検査に求められる重要な要件を巧みに設計に反映し、使いやすさはそのままに、より高性能な各種ツールを備えています。
内蔵ES BeamToolソフトウェア
校正試験片デザイナー
エンコーダー自動校正
解析支援
さらなるデータアクセス性と多用途性に応えて、QuickScan iX
PAデータ収集装置ではデータファイルがオープンファイルフォーマットで保存されるため、カスタムソフトウェアの開発が容易になります。カスタマイズに関心をお持ちの場合は、詳細をお近くのƒGƒrƒfƒ“ƒgEvidentまでお問い合わせください。
用途
完全な円周溶接部検査システム
PipeWIZARD
iX円周溶接部検査システムは、寒冷地から高温の砂漠まで、極端な厳しい環境向けに作られています。融合不良、溶込み不良、ポロシティ、溶落ち、アンダーカット、hi-low、割れ、低温割れコールドラップ(冷接)、異物巻込みなどの欠陥を検出可能なPipeWIZARD
iXシステムは、以下のあらゆる円周溶接構成に適合します。
溶接形状タイプ :J-ベベル、V-ベベル、ダブルV、Xなど。
パイプ肉厚 :通常、6 mm(0.25インチ)~35 mm(1.4インチ)以上。厚い肉厚に対応したオプションを用意。
パイプ径 :168 mm(6.625インチ)~1,524 mm(60インチ)。
パイプ材料 :標準的な炭素鋼から、より複雑な構成まで(インコネル、クラッド鋼パイプなど)。
自動超音波検査(AUT)
パイプライン溶接部検査では、従来の放射線検査に代わるものとして自動超音波検査(AUT)があります。
AUTが放射線検査より明らかに有利な点として、以下が挙げられます。
検査員の放射線リスクや、科学的および環境的懸念がない
比較的短い時間で検査できるため、生産性が高い
優れた検出能およびサイジング性能によって、不良品発生率が抑制される
欠陥指示の縦方向の高さと深さの測定においてEngineering Critical Assessment(ECA:工学技術臨界評価)の判定基準に適合
高性能出力表示によるリアルタイム解析
データおよび検査レポート
ライセンスが不要
複数の探傷法に対応可能
高度なフェーズドアレイ法から従来型超音波法まで、多用途に対応するPipeWIZARD iXシステムを活用しましょう。
領域識別 :各領域(溶接パスとほぼ同等)がそれぞれPAパルスエコーまたはピッチキャッチ法で検査されるので、ベベル域全体と溶接部の全容積を正確な欠陥サイジングで探傷することができます。
Time-of-flight
diffraction(TOFD) :ストリップチャートに示される欠陥指示の確認と、小さい、あるいは誤った方向の欠陥指示の検出とサイジングに使用します。
フェーズドアレイ(PA) :従来型のPA法(セクター、リニア、またはコンパウンドスキャンなど)は、
補完的な手法として、あるいは領域識別が適さない溶接部構成の検査に使用できます。
従来型UT :ピッチキャッチ構成における円周方向欠陥の検出、肉厚の測定、クリーピング波による溶接部上部の検査などに使用できます。
トータルフォーカシングメソッド(TFM)対応 :高性能なQuickScan iX
PAデータ収集装置は、TFMなどの先進的手法に求められる複雑な照射パルシングパターンに対応します。
円周溶接部AUT検査の規格準拠
海上および陸上のパイプライン産業を規制する国際規格および規則に従って、確実に円周溶接部を検証しましょう。PipeWIZARD
iXシステムでは、以下の規格に準拠したAUT検査を実施できます。
ASTM E-1961規格(領域識別、高速データ解析、特殊な校正用試験片、設定手順など、円周溶接部のAUTに関する重要項目をカバー)
API 1104規格(推論による)
DNV-OS-F101規格(海上AUT規格)
企業仕様の要求があれば、欠陥サイジングの精度を上げたり、上記規格の要件を超える分解能レベルを実施したりすることができます。
特長
PipeWIZARD iXシステムの主な特長
一体型のQuickScan iX PAデータ収集装置が、最大256素子のPAプローブ、最大10個の独立したUTプローブに対応。
データ収集装置がスキャナーに装着されていて、長いアンビリカルケーブルによる信号減衰がない。
検査と解析用にEclipse ScientificのBeamToolソフトウェアが内蔵され、領域別校正試験片デザイナーなどの領域識別法を使用可能。
各種自動化ツールを備えたソフトウェア:
自動設定
自動レイアウト
エンコーダー自動校正
支援付き解析アシスト機能
高さと長さの自動サイジング
クイック接続式のアンビリカルケーブルは軽量で旋回が容易、さらに各種長さを取りそろえ、ケーブル管理の簡易化とSN比(SNR)の向上を実現。
長さオプション:10 m、20 m、30 m、50 m(32.8フィート、65.6フィート、98.4フィート、164フィート)。
スキャナーキャリッジは、改善された締め付けと駆動輪の調整機構によってセットアップと操縦が簡単で、各種パイプ径への適合がスムーズ。
最小限の部品はメンテナンスが容易で、あらゆる環境に耐えられる設計。
バンドの幅が縮小され、必要な塗装カットバックが低減(旧モデルよりも短い塗装カットバック)。オプションのスペーサーを使えば、同一バンドを2つのパイプ径に使用可能。
最大12個のプローブを装着可能なプローブモジュール。必要に応じたセクションの取り外し・追加が容易。
プローブを保持する高性能ばね式アーム(容易なメンテナンス性)に装備されたポインターで、インデックスオフセットを正確に設定。
スキャナー技師とオペレーター間の直接通信([Ready]ボタンとスキャン検証ライト)。
データファイルに地理的位置を記録するGPSオプション。
FMC/TFM(今後導入されるソフトウェア機能)への対応準備が整っているシステムハードウェア。
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