超音波探傷チュートリアル
3.3 デジタル信号処理
最新の超音波探傷器では、アナログ信号処理ではなくデジタル信号処理が採用されています。 旧式のアナログ装置もまだ一部使用されていますが、現在ではマイクロプロセッサーベースのデジタル処理がポータブル探傷器の業界標準となっています。 その主な特長は以下のとおりです。
- 検査設定の精度と再現性。すぐに呼び出せるように保存できます。
- 横方向および縦方向の安定した直線性（時間や温度に左右されない）
- 振幅および深さ/距離測定のデジタル精度（斜角検査での三角法の計算を含む）
- 高いゲインが求められる用途では、デジタルフィルタリングによって表面近傍分解能とSN比が向上
- 波形フリーズ、ピークメモリ、ズーム機能によって解析が容易
- 高速かつ信頼性の高いサイジング法（DAC、TVG、DGSなど）
- 画面表示や測定値を内蔵メモリや取り外し可能な記録用カードに保存するためのデータロガーソフトウェア
- 保存や解析用に検査データをコンピューターにオフロードするためのUSBインターフェイス
状況によっては、アナログデータ処理の方が画面リフレッシュやデータ収集の速度が速い場合があります。
このページはお住まいの地域ではご覧いただくことはできません。
Let us know what you're looking for by filling out the form below.