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超音波厚さ測定 チュートリアル

8.4 超音波厚さ計(その他の材料)

その他の材料

一般的な金属やプラスチックの測定に加え、超音波厚さ計は幅広いその他の用途にも使用できます。ここでは数例を挙げます。



ゴム製品:ゴムにおける音響減衰は、他の材料に比べて通常大きくなりますが、通常その厚さは高浸透型の厚さ計で測定できます。 一般的な用途に含まれるのは、ゴムチューブの肉厚、ゴム製コンベヤーベルトの補強材の全厚と深さ、およびタイヤの溝厚などです。

セラミックス:大半の構造用セラミックスと電子セラミックスは超音波計測に適しています。セラミックスチューブ、容器、タービンブレードとバルブ、およびセラミックコーティングなどが含まれます。 超音波厚さ計は、音速測定による弾性率測定試験にも使用可能です。

ガラス製品:ガラスは通常、音波に対して高透過性を示し、ガラス容器、小径ガラスチューブ、実験用ガラス器具、電球、ガラスコーティング、および類似製品すべてが測定できます。

液面:超音波厚さ計では、密閉された容器の内側や、オイルゲージや校正フロートのような従来の手法が使えない状況にある液体の高さや深さを頻繁に測定できます。 タンクや他の容器内にある特定の点における液体の有無を判定するには、良/不良判定手法がよく使用されます。

ソフトコンタクトレンズ:形状を歪ませることなく機械的に測定するのが難しいソフトコンタクトレンズの厚さが超音波で測定でき、サジタル高の超音波測定からベース曲線が計算できます。

ろう型:ロストワックス鋳造法でタービンブレードや類似した精密製品の型を作るのに使われるろう型の厚さを、セラミックコア上のろうの厚さも含めて測定できます。

生体サンプル:生物医学的な研究用途では、皮膚、筋肉、脂肪、および血管壁など柔らかい組織の厚さが頻繁に測定できます。

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