Inspection & Measurement Systems

用途/事例

アプリケーションノート

ガラス製品の厚さ測定

用途: 瓶、容器、チューブ、シートやプレート、実験用ガラス器具、電球やランプ、並びにガラス内張タンクのガラスの厚み等の商用ガラス製品の肉厚測定。

背景: ガラスは安価で、様々な形状に鋳造、型取り、そして吹き出しを行う事が可能な極めて万能な工業材料です。それはまた高周波数音波に対して極めて高い伝播性を持つため、超音波厚さゲージにとって良好な材質です。さらに非磁性であり、Magna-Mikeのホール効果厚さゲージによって測定が可能となっています。ほとんどの商用ガラス製品の形状によって、ノギスやマイクロメーターでの厚さ測定が困難か不可能となっていますが、実際には全ての一般的なガラス製品はオリンパスの機器によって容易に測定が可能です。測定はガラスを傷つけることなく、厚さ測定は迅速、正確、そして高い信頼性で行います。

機器: Magna-MikeMagna-Mike 8500ホール効果厚さゲージは、開口部を有し、ターゲットボールの挿入が可能で厚さが約10mm(0.400インチ)以下の瓶、容器およびチューブ等の用途におけるガラスの測定には極めて良好な測定機器です。Magna-Mikeは磁気法を使用して、試験片の外側に対して押しつけられたプローブの先端と内部の対応する点に沿って移動する小型の鉄製ターゲットボールとの間の距離を測定します。Magna-Mikeは、角や小径部分の測定には最も便利な機器で材質による校正を必要としません。

通常、801PRと802PR等の標準プローブ、および802PR-109拡張レンジ対応プローブが、ガラス厚さ測定に推奨されます。80SG1スクラッチガードも、ガラスの試験時に推奨されます。これは、Magna-Mikeプローブの先にかぶせる保護用プラスチックカバーです。プローブとターゲットボールシステムは通常は工業用ガラスを傷つけることはありませんが、試験片に対する傷の可能性が問題となる場合は、プラスティックスクラッチガードがプローブの先端のクッションとなります。スクラッチガードは、堅いガラスと長期間接触滑りを行うことによるプローブ先端の過度の摩耗からも保護します。

超音波厚さ計: 3535DLなどの精密厚さ計は、約0.125mm(0.005インチ)から500mm(20インチ)までの厚さの範囲で一般的なガラス製品の測定に使用されます。あらゆる厚さ測定用途と同様に、超音波ゲージ測定では超音波パルスの試験片の壁の中の往復の移動時間を測定し、測定したパルスの伝播時間と較正された材質の音速を使用して壁の厚さを計算します。超音波厚さ計は全ての一般的なガラス製品の測定に使用可能ですが、特にガラスの厚さがMagna-Mikeの範囲を超える場合、パーツの形状によってターゲットボールの挿入が妨げられる場合(密閉されたランプ等)、および極めて高い測定精度(約+/- 0.002mmまたは0.0001インチ)が求められる場合に有効です。

手順: Magna-Mike 8500をガラスの用途に使用する際は、特別なセットアップや操作手順は必要とされません。測定機器は、操作マニュアルに記載されている通りに使用します。
超音波厚さ計3535DL38DL PLUSは、ほとんどの一般的なガラス用セットアップに使用が可能なデフォルトの探触子のセットアップと共に全てプログラム済となっており、測定機器の操作マニュアルに記載されている速度とゼロ点校正のみが必要となります。複雑な形状または他の困難な条件が含まれる一部の特殊ケースにおいては、小さな半径の測定など浸水測定が推奨される場合、個別にカスタム探触子のセットアップが必要となることがあります。これらの用途では、オリンパスNDTが個別にセットアップ作成をサポートします。

瓶と容器: Magna-Mike 8500はガラス製の瓶や容器の測定に最も一般的に使用される測定機器ですが、M116(20MHz)等の小径接触型探触子を使用した超音波厚さ計も有効です。測定は迅速、簡単で完全な非破壊検査です。

ガラス製チューブ: ほとんどの短区間のガラス製チューブはMagna-Mikeで容易に測定可能です。V-ブロックアダプター(パーツ番号80FXV)は、Magna-Mikeプローブに対してチューブの方向性を保持するために使用されます。M116(20MHz)等の小径接触型探触子を使用して、超音波でチューブを測定することも可能です。極めて小径のチューブ(直径が6.25mmまたは0.25インチ未満)の場合、超音波の透過を最適にするためM316-SU F-.75(20MHz)等の水浸型探触子が一般的に推奨されます。これらの探触子は、超音波ビームに対してチューブの方向性を維持するために、通常はB-103バブラーと共に使用します。

シートやプレート: 薄いシートやプレート(10mmまたは0.400インチ未満)はMagna-Mikeで容易に測定が可能で、厚いガラスのプレートは25シリーズのゲージとパーツ番号M109(5MHz)およびM106(2.25MHz)等の接触型探触子を使用し、超音波で測定します。

実験用ガラス器具:パーツの形状によってターゲットボールの挿入が可能な場合は、実験用ガラス器具はMagna-Mikeで容易に測定が可能です。ターゲットボールの使用が不可能な密閉された電球や複雑な形状の物は、通常は35 シリーズの厚さ計を使用して超音波で測定することが可能です。極めて小径のチューブ(直径が6.25mmまたは0.25インチ未満)または小さな球(直径が25mmまたは1インチ未満)の場合は、超音波の透過を最適化するためにM316-SU F-.75(20MHz)等の水浸型探触子が一般的に推奨されます。これらの探触子は、超音波ビームに対してパーツの方向性を維持するため、通常はバブラーと共に使用されます。

電球とランプ: 密封されたガラス電球やランプは、35シリーズの厚さ計とM208遅延型探触子(20MHz)で測定が可能です。小さな半径の物の測定には、適当なバブラーと共に水浸型探触子を使用することがあります。同じゲージと探触子をガラス電球に時々使用されるプラスティック製の保護コーティングの厚さを測定するために使用することも可能です。

ガラスコーティング: ある種の化学用タンクの保護用内張などのガラスコーティングは、通常は超音波で測定されます。ガラスの側から測定を実施する場合は測定は最も簡単ですが、多くの場合は内部へのアクセスが不可能で、ガラスの内張は鉄の壁を通じて測定されます。多くの場合、内張とタンクの厚さを同時に測定するために38DL PLUS超音波厚さ計多層材測定ソフトウェアオプションを使用します。探触子の選定と機器のセットアップは測定する具体的な材質と厚さの範囲に依存します。詳細はオリンパスNDTまでご相談ください。

材質調査: 弾性係数、残留応力、硬度および密度などのガラスの物性特性は、多くの場合縦波、横波音速等の音響特性に相関しています。オリンパスNDTは材質調査のための超音波を用いた様々な測定器具を提供しており、それには厚さ計、速度計、探傷器、パルサーレシーバおよび高精度実験室検査装置、並びに全サイズの接触型、遅延型および水浸型探触子などが含まれます。

この用途に使用される製品

35

35はポケットサイズの精密厚さ計です。一振動子型探触子を用い、金属、プラスチック、ゴム、ガラス、複合材料などの厚さ測定に使用できます。測定範囲は、0.08 mmから635.0 mmです。ライブ波形表示機能や測定調整機能を備えています。

35DL

ポケットサイズの35DLは、一振動子型探触子を使用して、金属、プラスチック、ゴム、ガラス、および複合材料を精密に測定するハンディータイプ超音波厚さ計です。モデル35と同様の機能を備えていますが、データロガーを内蔵しています。

38DL PLUS

航空機エンジン検査認承:GE DFO P3TF22, P3TF30, P3TF31, P3TF35

Magna-Mike 8500

Magna-Mike 8500は、ホール効果を応用した磁気式厚さ計です。薄い中空成形プラスチック容器や非磁性材料の厚さを正確に測定します。

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