Inspection & Measurement Systems

用途/事例

アプリケーションノート

多層共押出成型品の厚さ測定

アプリケーション: 多層共押出成型プラスチック(原材料シート素材および成形物の両方)における、各層および全体厚さの測定

背景: ABSおよびアクリルなどのエンジニヤリング熱可塑性プラスチックのシート素材は、自動車内装品、冷蔵庫の棚、樹脂製の窓枠など、多種多様な成形消費財の形成に使用されています。このようなシート素材は、時に、2層の共押出成型として製造されます。外側のキャップ層は光沢面などの表面特性を提供するもので、基本層は構造特性を最適化するものです。製造業者および二次加工業者はキャップ層の厚さとトータルの製品厚さを測定して、仕様への準拠を保証する必要があります。
機器: 38DL PLUS 超音波厚さ計 を使用し、オプションのMulti-Measurementソフトウェアと探触子M208-RM(20MHz)またはM202-RM(10MHz)などの 遅延材付き探触子 により、多くのシート素材と最終成形物の両方において、キャップ層、基本層、およびトータル厚さを測定することが可能です。キャップ層は、最小厚さ0.20mm(0.008インチ)以下まで測定できます。一方これらの製品では、キャップ層と基本層が両方とも非常に類似した音響特性を持つ材料でできている場合は、境界からの反射エコーが不十分なことがあり、測定が困難となります。そのため測定する実際の製品のサンプルで性能評価を行う必要があります。尚、製品のトータル厚さ測定は、すべての事例で測定可能です。

一般的手順: 下の波形は、探触子M208を使用して、一般的な共押出成型ABSプラスチック部品におけるキャップ層と基本層を同時に測定した場合を示しています。画面に見られる反射エコーは、部品の外面、キャップ層と基本層間の境界面、および部品の内面からのエコーを表します。


キャップ層の測定



基本層の測定

すべての超音波厚さ測定の場合と同様に、精度は適切な音速校正に左右されます。速度校正は、測定対象の材料ごとに、既知の厚さのサンプルで実行する必要があります。

この用途に使用される製品

38DL PLUS

航空機エンジン検査認承:GE DFO P3TF22, P3TF30, P3TF31, P3TF35

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