銃身のドリル加工とは、一定の外径を持つ棒の中心軸に沿って穴をドリル加工する工程のことです。それとは逆に、穴をドリル加工してから、外周の肉厚が一定となるよう外側を機械加工する方法もあります。稀にドリルのずれによって肉厚が偏心することがあります。銃身のドリル加工では、ドリル加工される穴の位置を監視し、ずれが発生しないようにすることが重要です。 超音波を利用して、銃身の外周をスキャンしたり、銃身の周りのさまざまな場所に超音波探触子を手動で押し当てることで、肉厚の偏心を測定できます。どちらの方法でも、銃のドリル穴の同心度が仕様範囲内であることを確認するために必要な肉厚情報が得られます。超音波厚さ計による測定は非破壊的なものであり、正確で信頼できます。 機器: ドリル加工された銃身の偏心度を監視する手動測定は、小型の超音波厚さ計で行えます。選択する機器は銃身の肉厚と直径で決定されます。一般的に、肉厚測定には35DLおよび38DL PLUS超音波厚さ計が適しています。 基本的に、直接接触型探触子のサイズは銃身のサイズが大きくなると併せて大きなものを使用します。ドリル加工穴の直径が外径に比べて小さい場合(肉厚: 大)は、焦点加工を施した水浸型探触子が必要になることがあります。変動要素が多数あるため、最適な機器と探触子を選ぶために、実際のサンプルをテストすることを推奨します。最も困難となるのが、直径が大きな部品に対してドリル加工穴が非常に小さい場合です。 銃身をスキャンすると測定速度が高まり、監視できる表面積が増加します。偏心度のスキャンは、完全に水没させて行うのがベターです。直径の小さい銃身は、RBS-1循環式バブラーシステムを使用して偏心度をスキャンできます。直径の大きな銃身には特殊な取付具が必要です。
Copyright 2011 OLYMPUS CORPORATION, All rights reserved. |利用規約|個人情報保護方針/プライバシーポリシー