Inspection & Measurement Systems

用途/事例

アプリケーションノート

精密鋳造用ワックス鋳型の厚さ測定

ロストワックス鋳造法ではロウの型をセラミックのスラリーにつけ、焼き上げて型を作成しますが、ロウの型の精密な寸法が極めて重要です。ロウの型を両側から挟んで測定することが困難もしくは不可能な場合は、超音波がその厚さを測定する唯一の方法となります。タービンブレードを鋳造するロウの型が好例です:型の厚さは仕様にあった鋳造ブレードを作製するために重要です。
超音波測定によって、ロウを破壊することなく、厚さを測定することが可能です。ロウの型の中には、セラミックのコアを囲むように成型されたものがあります。ロウとセラミックの境界で反射するエコーは、ロウと空気の境界から反射されるエコーとは異なった挙動をするため、この区別は重要です。どちらでも測定は実施可能ですが、異なったセットアップが必要です。どのセットアップが必要とされるかを知る必要があり、一般的に、適切な測定機器を推奨するためにはサンプルが必要です。

機器: 20MHzまたは10MHzの直接接触型探触子を使用した35DL 超音波厚さ計によって、さまざまなロウ型の厚さ測定が行えます。セラミック上にロウがある用途の場合、測定精密度はロウとセラミックの境界面がしっかりと密着しているかどうかにも依存します。セラミック上のロウには厚さ計の特別なセットアップ(エコー極性反転)が必要となります。逆に、このセットアップでは、ロウとセラミックの境界面が部分的または全体的に剥離している箇所の厚さ測定の精度の低下につながります。

凹面側の厚さ測定、特にきつい曲率がある場合には、特殊な軟質遅延材付M208探触子を使った35DLが推奨されます。複雑な形状の検査対象物では、バブラーと焦点加工を施した水浸型探触子の使用が必要なことがあります。その様な場合には、適切な超音波ビームの位置合せを確実に行うために波形の監視が必要とされ、通常、38DL PLUS超音波厚さ計が推奨されます。

この用途に使用される製品

35DL

ポケットサイズの35DLは、一振動子型探触子を使用して、金属、プラスチック、ゴム、ガラス、および複合材料を精密に測定するハンディータイプ超音波厚さ計です。モデル35と同様の機能を備えていますが、データロガーを内蔵しています。

38DL PLUS

航空機エンジン検査認承:GE DFO P3TF22, P3TF30, P3TF31, P3TF35

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