非破壊検査ソリューション
炭素鋼のプレートおよびパイプの超音波探傷検査 - NDT
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概要
炭素鋼
パイプとプレート
オリンパスの溶接検査ソリューションはさまざまな技法を駆使することにより外径4.5インチ以上のパイプやプレートを効率的に探傷できます。 フェーズドアレイ法、TOFD法、そして従来型超音波法は、溶接部全体をカバーする高い検出能力の探傷を行うために単独もしくは組み合わて使用できます。
このソリューションは、正確な欠陥検出とサイジングのためにさまざまなスキャン方法を使用しています。 スキャナーのエンコーディング機能と安定性により優れたデータ品質が得られ、標準規格に準拠した検査ができます。 データ収集は、さまざまなスキャナーを用いてマニュアル、マニュアルエンコード、セミオートマチック、またオートマチックに行われます。
オリンパスの炭素鋼溶接検査ソリューションは、多様なニーズに対応するデータ収集機器、スキャナー、プローブ、およびソフトウエアにより構成されています。 長さと深さを測定して、標準規格に対する合否判定を行います。
コンパウンドスキャン
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単一グループのコンパウンドスキャンにより、2つのセクタースキャンに匹敵する範囲をカバー
NDTセットアップビルダーのオリンパス製最新ソフトウェアは、コンパウンドスキャンビームに対応しています。 この新しい検査法はセクタービームとリニアビームを組み合わせ、以下の利点を実現します。 - 高い検出能力
- 厚い材料の探傷
- 高速探傷
- 設定および校正時間の短縮
- 迅速なデータ解析
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溶接シリーズPAプローブとウエッジ
| A31およびA32フェーズドドアレイプローブとウエッジは、これまでにない次元の性能を提供する独創的な機能です。 - 改善されたSNR
- 人間工学に基づいた設計
- カップリングの改良
- コンパウンドスキャンに対応
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高温探傷
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新しいA31およびA32フェーズドアレイプローブとオリンパスのミニホイールエンコーダーに対応する高温ウエッジのオプションは、ご要望により承ります。 このオプションは、表面温度150°Cまでの部位を検査できます。
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Passive-Axis Focusing(PAF)ウェッジ
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この特許取得済みのPassive-Axis Focusing(PAF)ウエッジシリーズは、パイプの周溶接部検査において、パッシブ方向のビーム発散角の補正に役立ちます。 ビーム幅が狭くなったことにより、スキャン軸上の小さな欠陥のサイジングが可能になるので品質検査時における返品率の低下につながります。 さらに、ビームのエネルギーが集束されるため、信号対雑音比(SN比)が改善され、欠陥部の画像がより鮮明になります。
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スキャン方法
スキャン方法
当社の炭素鋼溶接部探傷ソリューションは、さまざまなスキャン方法に対応しています。
オートマチック
WeldROVERスキャナーは、1対のPAプローブと最大3対までのTOFDプローブを使用する、炭素鋼溶接部探傷の自動スキャンに最適な選択肢です。より高速かつ高精度のデータ収集のために、プローブの動きを速め、安定性も増しました。
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届きにくい場所にある炭素鋼溶接部の効率的な自動スキャン向けに設計された電動のSteerROVERスキャナーは、離れた場所から操縦できます。SteerROVERスキャナーと付属の丈夫なタッチスクリーン式ハンドヘルドコントローラーを使用すると、円周方向および長手方向溶接部のフェーズドアレイ(PA)超音波探傷を確実に実施可能です。オプションのRECONカメラキットを使えば、スキャナーをナビゲートして溶接部の中心に位置を保ち、プローブと検査面の接触を維持することができます。
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マニュアルおよびマニュアルエンコード
1個のPAプローブにMini-Wheelエンコーダーを装着してエンコーディングするか、VersaMOUSEハンドスキャナーを使用することにより、溶接部を手動でスキャンできます。
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セミオートマチック
半自動化されたAxSEAMスキャナーによって、パイプのロングシーム溶接検査が容易になります。ScanDeck™
モジュール上で、スキャン速度とカプラント(接触媒質)喪失の監視と、OmniScan™
でのデータ収集の開始を行います。調整が簡単なプローブホルダーは4つのプローブに対応しており、PA、TOFD、TFMの検査が可能です。
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HSMT-Flexは、1対のPAプローブと最大3対までのTOFDプローブを使用した溶接部探傷に使用します。
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| HST-Liteスキャナーは、1対のTOFDプローブを使用した溶接部探傷に使用します。
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ChainSCANNERは、1対のPAプローブを使用した溶接部探傷に使用します。オプションのキットにより、1対のTOFDプローブの装着も可能です。
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探傷技法
フェーズドアレイ法は、複数のビーム角、ビームタイプおよびビームオフセットを電子制御で扱えます。さまざまなタイプの溶接に柔軟に対応できます。
従来型UT法は、高速走査が求められる時または柔軟性よりコストを優先する時に、フェーズドアレイの代替として使用できます。
TOFDは、パルスエコー法の補足として、もしくは単独で簡単な検査に使用できます。
多くの炭素鋼溶接部検査において、フェーズドアレイとTOFD法の組み合わせが最善の結果をもたらします。この2つの技法は、優れた画像、最善のPODと欠陥検出のために、互いに補い合います。
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用途
- 供用期間中溶接部検査
- 圧力容器とパイプ建設
- 構造物の溶接
- 風力発電塔建設
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