実体顕微鏡「SZX2」・「SZ2」シリーズに搭載可能 薄型LED透過照明*1架台とLEDライトガイド光源を新発売 独自のターレット方式により9種類の観察条件をフレキシブルに選択可能

オリンパス株式会社（社長:笹　宏行）は、実体顕微鏡「SZX2」･「SZ2」シリーズに搭載可能な薄型LED透過照明架台とLEDライトガイド光源を2019年6月5日より発売します。

　実体顕微鏡は、対象物を立体的に観察できるのが特長で、研究・開発や品質管理などさまざまな分野で使用されています。当社では、クリアな観察性能と快適な操作性を実現した「SZX2」シリーズとコンパクトで使いやすさを追求した「SZ2」シリーズを展開しています。

　今回は「SZX2」・「SZ2」シリーズに搭載できる薄型LED透過照明架台と、落射^*2照明用のLEDライトガイド光源を新たに発売します。透過照明架台は実体顕微鏡としての作業性とエルゴノミーを追及し、独自のターレット方式を採用しています。さまざまな観察条件に対応する9種類のカートリッジを、フレキシブルに選択することが可能になりました。これにより、明視野・暗視野･偏斜などの異なる観察手法であっても1台の実体顕微鏡で対応できます。さらに、新しくなったLED光源によってより明るいサンプル観察が可能になりました。平均約60,000時間の長寿命、ハロゲン光源の約半分の消費電力を実現しています。発光に伴う放熱も少ないため、生きているサンプルなどの長時間観察にも最適です。温度管理が重要なクリーンルームにおいても活躍します。

*1　透明なサンプルに下方から光を照射し、その透過光を観察するための照明方法。ライフサイエンス分野で使用することが多い。
*2 サンプルに上方から光を照射し、その反射光を観察するための照明方法。産業分野で使用することが多い。

●主な特長

1.　ターレット方式の薄型LED透過照明架台により多様な観察条件に対応
2.　LEDライトガイド光源により明るい観察を実現

（科学事業とは）
主な製品は光学顕微鏡と工業用内視鏡および非破壊検査機器です。科学事業はこれらを通して、医療・生命科学・産業分野における研究開発、生産現場における品質向上、航空機や大型プラントなどの検査による社会インフラの安心・安全確保に貢献しています。 

オリンパスは本年10月12日に創立100周年を迎えます。 これまで当社の発展を支えてくださったお客さまをはじめ、ステークホルダーの皆さまに心より感謝申し上げます。これからも世界の人々の健康と安心、心の豊かさの実現を通して、社会に貢献してまいります。

 ●主な特長の詳細

1.　ターレット方式の薄型LED透過照明架台により多様な観察条件に対応

　透過照明架台には、それぞれの観察条件で使用するカートリッジを最大4個装着できるターレットが付いています。カートリッジは明視野・暗視野・偏斜といった観察手法や、コントラストの高低によって9種類を揃えており、観察条件に応じて切り替えることが可能です。サンプルに合わせて選択することで、よりクリアに観察可能です。

2.　LEDライトガイド光源により明るい観察を実現

　新しくなったLED光源によって、ハロゲン光源よりも明るく観察できます。LED光源は明るさ調整を行っても色合いが変化しないため、色変化を気にすることなく明るさ調整が可能です。また平均約60,000時間の長寿命により、ハロゲン光源のようなランプ交換が不要になります。消費電力もハロゲン光源の約半分でランニングコストを大幅に削減します。発光に伴う放熱も少ないため、半導体の生産工場など、温度管理されたクリーンルームにおいても活躍します。

LEDライトガイド使用イメージ

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