EPOCH 4

EPOCH 4は、2001年、調整可能矩形波パルサーと負スパイクパルサーの両方を備えて発売されたときに、業界の新しい標準を確立しました。 これらの高電圧パルサーは、検査員に幅広い用途と使いやすさを提供します。 調整可能矩形波パルサーを狭帯域フィルタリングと組み合わせて使用すると、鋳造金属、大型鋳造物、複合材料、プラスチックなどの難しい材料で、クラス最高の材料浸透性とSN比が得られます。
これらのパルサーは両方とも、EPOCH 4PLUS、EPOCH 4、およびEPOCH 4Bでは標準装備、EPOCH LTではオプション装備となっています。

特長

• カスタマイズ可能な狭帯域フィルタリング
• 選択可能、調整可能な矩形波または負スパイク励起パルサー
• 軽量の人間工学を考慮した設計（2.6Kg（5.7ポンド））
• 高速最小60Hzの表示更新速度
• 高性能NiMHバッテリー
• 大型の明るい高解像度ELD、全画面/分割画面表示
• 自動探触子校正
• スチールの縦方向の速度で10,000 mm（400インチ）全画面範囲
• 優れた最小範囲機能（スチールの縦方向の速度で1mm（0.038インチ）フルスケール）
• 画面フリーズで波形と路程のデータを保持
• 路程データをインチ、mm、またはμ秒で表示可能
• ピークホールドおよびピークメモリー
• RF表示モード
• アラーム、正/負のしきい値、または最小深度
• エコー間測定でのデュアルゲート
• セキュリティキーでソフトウェアオプションのリモートアップグレードが可能

超音波探傷器

Panametrics-NDT™ EPOCH 4は、完全装備の強力な測定機能、総合的な内蔵データロガー、および要求の厳しい検査問題を解決するための幅広いソフトウェアオプションが結合された高度なデジタル超音波探傷器です。
信号処理機能には、薄い材料の試験を可能にする25MHz帯域幅、厚い材料や減衰の大きい材料での浸透を最適化するための選択可能な矩形波パルサー、およびゲインが高い用途でのSN比を向上させる狭帯域フィルターが含まれています。 EPOCH 4には、堅牢なパッケージと直接操作できる使いやすいキーパッドが備わっています。

大容量データロガーは、試験データの現場での保存を可能にします。保存したデータは、その後、多用途に対応するGageView PROインターフェースプログラムでPCに転送できます。

簡単に素早く実施
堅牢なパッケージデザイン、大型ディスプレイ、および機能的に色分けされたキーパッドを備えたEPOCH 4は、難しい検査環境でも素早く簡単に操作できます。
ゲイン、フリーズ、厚さ保存、波形保存、エンター、スルーイングなどの重要なキーが、簡単につまみで制御できるようにグループ分けされており、重要なパラメーターはすべて片手で操作できます。
事前設定されており、オペレーターがカスタマイズできるパラメーター値に、5つのファンクションキーで簡単にアクセスできます。

国際的な多用途性
EPOCH 4のキーパッドは、英語または万国共通記号で使用できます。 表示言語は、キーパッドでフランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、日本語、英語、およびカスタムユーザー定義の言語から選択できます。

高機能英数字内蔵データロガー
EPOCH 4の高機能データロガーは操作性に優れ、事実上すべての探傷および厚さ測定用途に幅広い機能を提供します。 保存したデータはすべて、英数字のファイル名と識別子（ID）コードで整理され、画面上でスクロールおよび確認できます。 メモ機能では追加の検査データを入力でき、編集機能を使用すればファイル名とID番号を追加、削除、または消去できます。
500種類の波形（機器セットアップ）または10,000個の厚さ読み取り値の任意の組み合わせによる検査データセットを保存し、呼び出すことができます。 拡張メモリーオプションでは、最大2,000個の波形または40,000個の厚さ読み取り値を任意の組み合わせで保存できます。

幅広い文書化および転送機能
オプションのWindowsベースのGageView ^TM Proインターフェースプログラムにより、EPOCH 4に実用的な収集、編集、およびレビュー機能が加わります。 GageView Proは、保存された検査データを収集、管理、および書式設定するための高度なツールです。
GageView Proのデータベース追跡機能では、事前に読み込まれた校正、ID、およびメモで検査計画をセットアップできます。 データは、印刷したり、簡単にコピーしてワープロ文書やスプレッドシート文書に貼り付けることにより、詳細な報告書作成などに活用できます。 GageView Proは、EPOCH 4、EPOCH LT、EPOCH 4B、EPOCH 4 PLUS、およびEPOCH XT探傷器と互換性があります。
 

標準搭載ソフトウェア

DAC（距離振幅補正）信号の振幅をDAC曲線レベルのパーセンテージまたはdB差として計算します（ASME、ASME-3、またはJIS）。 同じサイズの反射源は、場所に関係なく曲線に沿ってピークに達します。 アラームは、ゲート制御された信号が曲線を割るとアクティベートされます。
TVG（時間変動ゲイン）
40dBダイナミックレンジのTVGで、材料内での減衰やビームの拡散による距離/振幅の変動が修正されます。 基準エコーは、全画面の80%の標準レベルになります。

ソフトウェアオプション

• CSC（曲面補正）
• スポット溶接オーバーレイ
• フローティングゲート
• インターフェースゲート
• AWS D1.1およびD1.5
• 波形解析
• DGS/AVG - 新機種では機器上でセットアップ可能
• 拡張メモリー
• 高PRF（1,000Hz）
• 低PRF（30 Hz）
• オートフリーズ
• B-スキャン
• API 5UE
• 高性能DAC/TVG