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金属パイプや管の肉厚測定


金属パイプや管の肉厚測定

超音波厚さ計によるパイプや管の肉厚測定は、長いパイプの両端以外の箇所でも測定できるため、パイプ製造工場の検査担当者やエンドユーザーにとって有用です。工場では、パイプの肉厚測定を非破壊で行い、公差の範囲外にあるものを検出できます。押出パイプの同心度は、連続かつ自動監視が可能で、パイプを切断する検査や製造工程を中断する必要はありません。同様に、管の薄い肉厚を正確に測定する必要がある場合でも、超音波により全長にわたる非破壊での厚さ測定が可能です。

金属パイプや管の肉厚測定用の超音波機器

手動による厚さ測定の場合、超音波厚さ計38DL PLUS™および 45MG(一振動子ソフトウェアオプション付き)は、校正精度±0.025 mm(±0.001インチ)で、ほとんどの金属パイプや管の肉厚を瞬時に読み取りデジタル表示します。これらの厚さ計を適切な探触子とともに使用すると、肉厚0.50~50 mm(0.020~2インチ)の範囲で、ほとんどの金属パイプや管を測定できます。またこれらの精密厚さ計は、遅延材付き探触子とともに使用すると、±0.005 mm(0.0002インチ)の校正精度で厚さ測定が可能です。

管の直径が5 mm(0.200インチ)未満である場合は、38DL PLUSまたは45MG(一振動子ソフトウェアオプション付き)厚さ計を水浸型探触子とともに使用することをお勧めします。水浸型探触子を使用する超音波厚さ測定においては、RBS-1バブラーシステムが便利なツールです。

金属パイプまたは管の内側または外側の表面がひどく腐食している場合の肉厚測定には、オリンパスの38DL PLUSまたは45MGを二振動子型探触子とともに使用します。腐食測定の詳細については、このアプリケーションノートをご覧ください。

厚さ0.203 mm(0.008インチ)未満の薄肉金属パイプには、72DL PLUS™高周波数厚さ計が推奨されます。高速測定が可能な72DL PLUS厚さ計は、波形更新速度が60 Hz、測定速度は最大2 kHzとなっています。大型のフルカラータッチスクリーンを備え、さまざまな角度から楽に見ることができます。また、最新の接続性と統合のためのワイヤレスLANとBluetooth®に対応しています。

下の画像は、72DL PLUS厚さ計をM2104(125 MHz)探触子とともに使用して、薄い鋼板(0.0015インチ、0.0381 mm)を測定した場合の波形例を示しています。

72DL PLUS厚さ計をM2104(125 MHz)探触子とともに使用して、薄い鋼板(0.0015インチ、0.0381 mm)を測定

72DL PLUS厚さ計をM2104(125 MHz)探触子とともに使用して、薄い鋼板(0.0015インチ、0.0381 mm)を測定

Olympus IMS

この用途に使用される製品

72DL PLUS™高性能超音波厚さ計は、高速で精密な厚さ測定が可能な小型で使いやすい装置です。125 MHzまでの一振動子型探触子に対応するこの革新的な厚さ計は、極薄材料(複層の塗装、コーティング、プラスチックなど)の厚さ測定に最適です。同時に6層までの厚さを表示できます。

45MG高性能超音波厚さ計には、標準的な測定機能およびソフトウェアオプションが搭載されています。この独自設計の厚さ計は、当社の二振動子型および一振動子型の厚さ測定用探触子すべてに対応しています。
多用途に対応可能な38DL PLUS™厚さ計は、二振動子型探触子を使って腐食したパイプの厚さを測定したり、一振動子型探触子を使って薄い材料または多層材料を極めて正確に測定したりすることが可能です。

27MGベーシック超音波厚さ計は、内部腐食や浸食した金属パイプや部品の片側から正確に厚さを測定できるよう設計されています。軽量で堅牢性があり、片手で簡単に操作できるよう人間工学に基づいたデザインです。

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