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渦流アレイによるタービン継手検査


アプリケーションの説明

ダブテール検査(タービン継手検査)は非常に長い時間を要することが多く、かつ、厳しい要求が課されます。 ロボットを使用するのも一つの方法ですが、ロボットの構造が複雑になることに加えて、まだ速度が十分ではなく、かつ高価です。

ここで提案するシステムは、検査対象物の輪郭に適合するように設計されたプローブ表面に複数の素子を配列させた構造を特徴とし、1回のパスだけで部品を完全にカバーすることができます。

代表的な検査要件
• 検査対象物をもれなく検査できること
• 欠陥の寸法と位置判定が可能であること

検出する欠陥の特徴
• 0.8mm x 0.4mm x 0.1mm (30mils x 15mils x 4mils)
• 一般的に、検査のための移動方向に対して平行に欠陥が存在する

ソリューションの説明
• マルチチャンネルプローブ
• リアルタイムC-スキャン表示(擬似等角表示を含む)
• 24チャンネルプローブ
• 検査対象物の輪郭にフィットするプローブ形状

検査システムの説明
MultiScan MS 5800MultiViewソフトウェア(ラップトップ/卓上PC上で実行)
• プローブと共に外付けマルチプレクサーユニットを使用
• エンコーダー(オプション)

検査対象部品
エンジンディスクダブテール

検出すべき欠陥の種類
疲労割れ

検査方法
他のETシステムと同様に、まず欠陥が存在しないことが分かっているダブテールを利用してプローブのバランスをとります。次に、一方向に伸びた校正用欠陥を利用して校正を行った後、プローブをそれぞれのダブテールの内側に差し込みます。データはコンピューター画面上に、C-スキャンとして、リアルタイムで表示されます。

C-スキャンは、検査対象物の形状や位置関係を最も適切に反映した画像を作成できることから、この測定に最も適した表示方法です(エンコーダーを併用すれば、さらに優れた結果が得られます)。

また、インピーダンス平面やチャンネルごとのストリップチャートも作成可能なので、個々の信号ごとに独立した解析を行うことができます。すべてのチャンネルの情報が個別にもれなく保存されるので、このような解析が可能になります。




MultiScan MS 5800データ収集ユニット

Olympus IMS

この用途に使用される製品
チューブ検査用データ収集および解析ソフトウェアMultiViewは、ボルテージプレーン解析、ボルテージプレーン理論曲線、周方向サイジングオーバーレイ、1つの基準ポイントのみによる3つの深さカーブの校正、支持板信号とデュアルドライバーソフトウェアコントロールを必要としないボルテージプレーン校正を行います。 さらに、オフラインによる円筒表示、孔食深さ測定カーソル、減肉率(%)や残余肉厚の表示、リアルタイムC-スキャン収集が可能です。
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