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圧延鋼の超音波厚さ測定


超音波厚さ測定は、通常の周囲温度だけに制限されません。鋼材の表面温度が500°に近づいても厚さの測定が可能です。特に金属の場合、冷却前に鋼材の厚さを測定しなければならない状況があります。

超音波試験には、通常温度のときと同様に、高温材の一方の側から厚さ測定を行えるメリットがあります。超音波による測定は両側から接近可能な高温材の場合にも望ましい方法といえます。超音波厚さ測定は、高温表面との接触がごく短時間で、かつ即座に行えるからです。

最良の校正精度を得るには、高温が音速に及ぼす影響を考慮する必要があります。温度による音速の変化は、金属ではプラスチックに比べはるかに小さくて済みますが、音速が補正されないと、測定した厚さに大きな誤差が生じる可能性があります。

機器: 高温鋼材を別々に分類する主な理由は、表面温度が50°を超えた場合に、熱膨張効果により損傷を受けるためMicroscan直接接触型探触子を使用できないことです。 したがって、直接接触型探触子のみを利用する測定器は、高温表面での厚さ測定に使用できません。

腐食した高温材または表面が粗い部材の厚さは、超音波厚さ計38DL PLUSまたは45MG(一振動子ソフトウエアオプション付き)と、遅延材付き探触子/水浸型探触子を使用して測定してください。高温表面では、高温遅延材を選択して遅延材付き探触子を使用する必要があります。高温腐食金属部または表面が粗い素材については、D790またはD791二振動子探触子をご使用ください。38DL PLUS45MGは、こうした用途に適応しています。

Olympus IMS

この用途に使用される製品
45MG高性能超音波厚さ計には、標準的な測定機能およびソフトウェアオプションが搭載されています。この独自設計の厚さ計は、当社の二振動子型および一振動子型の厚さ測定用探触子すべてに対応しています。
多用途に対応可能な38DL PLUS™厚さ計は、二振動子型探触子を使って腐食したパイプの厚さを測定したり、一振動子型探触子を使って薄い材料または多層材料を極めて正確に測定したりすることが可能です。

27MGベーシック超音波厚さ計は、内部腐食や浸食した金属パイプや部品の片側から正確に厚さを測定できるよう設計されています。軽量で堅牢性があり、片手で簡単に操作できるよう人間工学に基づいたデザインです。

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