ファイバーグラス製の板、パイプ、貯蔵タンクの厚さ測定

背景：

超音波厚さ計は、さまざまなファイバーグラスの厚さ測定用途において使用可能です。例として、ファイバーグラス製の貯蔵タンクやパイプでは、腐食性の化学物質による腐食または層間剥離が生じていないかを検査するために、定期的な厚さのモニタリングが必要です。その他の用途としては電子回路の基板、コイルの芯、およびスポーツ用品などがあります。超音波による測定は多くのタイプのファイバーグラスに使用可能で、布、マット、ロービング、フィラメント巻きなどにも対応します。

装置：

超音波厚さ計と探触子は、主に対象物の厚さ範囲と材質などによって選択します。ハイペネトレーション機能のある38DL PLUSや45MGは、0.050インチから3インチ(1.25から75mm)までの幅広い厚さ範囲を対象とします。独自の探触子(M2008)と優れた信号処理技術によって、多くのファイバーグラス用途における厚さ測定を実施することができます。M1036またはM109などの探触子は0.50インチ(12.5mm)未満の厚さ測定に使用されます。