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工業用内視鏡による自動車エンジンのウォータージャケット検査


自動車エンジンのウォータージャケット

エンジンブロック検査の背景と課題

エンジンブロックは、自動車の基礎であると言えます。その複雑な設計と丈夫な構造が燃料の燃焼に耐えています。ほぼすべての構成部品は、砂型鋳造によって作られます。これらの鋳造構成部品には、以下の問題が生じる可能性があります。

  • 溶けた砂の一部がエンジンブロックに埋め込まれ、構成部品が鋳型からきれいに取り出せなくなる。
  • 鋳造中に空気が入ると鋳巣が生じる。
  • 非常に精密な構成部品から砂を完全に抜き取ることができず、目詰まりが生じる。
  • 高温で融解した材料が冷えて固まるときに「割れ」と「ひけ」が発生する。
  • 砂型鋳造後に「バリ」が生じ、構成部品の内部に落ちてそのまま残る。

これらの問題は構成部品の奥深くで発生するため直接見ることができず、目視検査で見落とされがちです。内部検査を実施するには工業用内視鏡が必要となります。

[内視鏡検査で検出された砂の残留物]
[内視鏡検査で検出された砂の残留物]

エンジンを冷却するウォータージャケットでは、内視鏡検査が行われています。ウォータージャケットは入り口が狭く、内部で広がっています。ウォータージャケットを効率良く正確に検査できるのは、工業用内視鏡だけです。

オリンパスの利点

ウォータージャケット検査に最も多く使用されているオリンパスの工業用内視鏡は、外径2.4 mm~4.0 mmのタイプです。これらは柔軟性を備えているため、成形工場における検査を効率的かつ着実に実施することができます。

[細径内視鏡のウォータージャケット内部への挿入]

[細径内視鏡のウォータージャケット内部への挿入]

オリンパスの工業用内視鏡は、世界中の自動車および自動車部品の製造業者に採用されており、主にウォータージャケット検査を実施するのに適しています。

  • 防塵および防滴性能:粉塵の多い成型工場や切削油を使用する機械加工区域などの環境に適合しています。
  • 様々なタイプの交換レンズ:軟性タイプでは、検査用途に合わせて交換レンズを選択することができます。これらのレンズ性能によって、より迅速で効率的な検査位置の特定が可能になります。
  • 目的の範囲を効率的に観察できる、先端部の湾曲操作:軟性タイプでは、手元の操作部を使って適切に、すばやく湾曲操作を行うことができます。
  • 高耐久性のスコープ検査構成部品:軟性タイプにはタングステン外蛇菅が採用され、硬質タイプにはSUS材料が使用されています。内視鏡は繰り返し挿抜されますが、これらの材料は入り組んだ場所への検査挿入への耐久性があります。

[摩耗に強く丈夫なビデオスコープIPLEX TXの外径は2.4 mmで、湾曲性能を備えている]

[摩耗に強く丈夫なビデオスコープIPLEX TXの外径は2.4 mmで、湾曲性能を備えている]

[摩耗に強く丈夫なビデオスコープIPLEX TXの外径は2.4 mmで、湾曲性能を備えている]

[摩耗に強く丈夫なビデオスコープIPLEX TXの外径は2.4 mmで、湾曲性能を備えている]

Olympus IMS

この用途に使用される製品

画質、照明、計測性能、検査効率。全てを極めたハイエンドモデル。圧倒的な高画質と進化を遂げた計測機能を備えたIPLEX NXは、プロフェッショナルの高度な期待に応え、検査効率の向上に貢献します。

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