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超音波探傷画像化システム - 水槽試験装置


超音波フェーズドアレイ(PA)を中核に、水槽試験と手探傷、従来型超音波(UT)まで1台で対応。幅広い商品群、カスタマイズ、充実のサポートで、ニーズにお応えします。

水槽試験装置

オリンパスの超音波探傷システム「水槽試験装置」は、超音波技術により試験対象物を水中で自動スキャンし、材料内部や接合部分の分析・評価を高精度に高速で行えるスキャニングシステムです。取得データはカスタマイズ可能な解析ソフトウェアにより画像化され、欠陥面積の自動算出・評価、3D画像処理、欠陥分布表示、合否判定など、さまざまな解析に対応します。

オリンパスシステムの特長

超音波フェーズドアレイのトップメーカーとしての充実サポート

大型システムやポータブル製品の豊富な経験にもとづく超音波フェーズドアレイのアプリケーションやトレーニングプログラムを提案できます。

水槽試験/手探傷、超音波フェーズドアレイ(PA)/従来UT検査を1台で対応し、稼働率アップ

水槽試験に限らず、ポータブル性を有する超音波フェーズドアレイ探傷器部分を水槽試験装置から取り外し手探傷も可能なので、サイズの大きな対象物や各種形状の対象物の検査ができます。また、オリンパスの豊富なスキャナーやプローブ、ソフトウェアも利用できます。さらに超音波フェーズドアレイ以外に従来型超音波法(UT)も使用できるので、状況に応じた使い分けが可能です。1台で様々な使い方ができるため、装置の稼働率がアップし、コストパフォーマンスに優れています。

低価格からハイエンドまで、ニーズに合わせたシステム構成とカスタマイズが可能

価格・性能の異なる幅広い超音波探傷のラインアップ、ワンボタン操作等のソフトウェアのカスタマイズ、従来設備をいかした設備更新(例:旧型スキャナーと超音波フェーズドアレイシステムの再構築)等、ニーズに合った提案ができます。

超音波フェーズドアレイによる検査時間の短縮

従来型UT探傷とフェーズドアレイ探傷
従来型超音波の探傷  超音波フェーズドアレイ探傷

分解能0.5mm、検査速度50mm/秒、200 x 200mmの領域を検査する場合、従来の超音波探傷では約25分かかりますが、超音波フェーズドアレイ技術を適用すると1ラインのスキャン幅を大幅に広げることができ、1分未満で検査を完了できます。

アプリケーション例

  • 複合材料(CFRP を含む)、ターゲット材、コンポジット材等の剥離、ボイド検査
  • 自動車部品、アルミ・インゴット等の研究開発、試作検査、製造検査、インライン品質検査等

システムの概要

Chart immersion tank systemwing scanner
スキャナー(曲板用)
cobra scanner
スキャナー(パイプ用)
pa probe
フェーズドアレイ・プローブ

カスタマイズ例

  • さまざまな走査パターンに対応(例:標準X-Y軸スキャン → Y-Z軸スキャン) ※1
  • 解析ソフトウェアのカスタマイズ ※2
  • 設置場所の制約によるスキャン装置のサイズ変更
  • フェーズドアレイプローブのカスタマイズ
  • インライン化の対応
  • 従来設備をいかした設備更新(例:旧型スキャナーとフェーズドアレイシステムの再構築)

※1 試験対象物の形状に合わせて、X‐Yスキャン、X‐Zスキャン、Z‐Rスキャンなど、さまざまな走査パターンに対応可能です。

scan pattern

※2 検査用途に応じてさまざまな外部解析ソフトウェアを組み込み、お客様のニーズに合わせたデータ解析が実現可能です。

gui strip chartgui 3dgui tomoviewdata

システム例

検査手法 従来型超音波(UT) 超音波フェーズドアレイ(PA)
探傷器 パルサーレシーバー
波形処理ソフトウェア
(オシロスコープ)
Omni‐SX‐UT Omni‐SX‐PA
(16/64)
Omni‐MX2PA
(16/128、32/128)
Omni‐MX2PA
(16/128、32/128)
解析ソフトウェアTomoView
Omni‐MX2PA
(16/128、32/128)
解析ソフトウェア
(拡張)
UT
周波数
0.5~75MHz 0.5~20MHz 0.5~15MHz
特長

・高周波探傷可能
・研究用途として最適

・シンプル、安価なエントリーモデル
・断面画像も作成可能

・フェーズドアレイ使用で高速探傷可能
・フェーズドアレイエントリーモデル

・フェーズドアレイ使用で高速探傷可能
・幅広い条件設定可能
・外部ソフトウェア無しで解析可能

・フェーズドアレイ使用で高速探傷可能
・幅広い条件設定可能
・解析ソフトウェアTomoViewで詳細解析が可能

・フェーズドアレイ使用で高速探傷可能
・幅広い条件設定可能
・ソフトウェア拡張により、全自動探傷、合否判定が可能
・その他カスタマイズ

仕様例

超音波フェーズドアレイ・ユニット OmniScan MX2 仕様
最大同時制御振動素子数 16 または32
最大同時使用可能振動素子数 128
周波数帯域 0.5~20MHz
検査法 超音波フェーズドアレイ(PA)または従来型超音波(UT)
スキャナー走査範囲 X・Y軸 200mm~
スキャン最小分解能 0.1mm
2軸水槽試験装置 標準機器仕様
駆動方式 モーター制御方式
走査速度 最大300mm/s
周波数帯域 0.5~20MHz(超音波フェーズドアレイ)
0.5~35MHz(従来型超音波)
検査法 超音波フェーズドアレイ(PA)または従来型超音波(UT)
検査範囲 X・Y軸 200mm~
Z軸 100mm~
検査ピッチ最小分解能 0.1mm
標準パッケージ仕様*
PCでのデータ解析 対応
2軸スキャン 対応
超音波フェーズドアレイ・ユニットでのデータ確認 対応
PCからの遠隔制御 対応

*OmniScan MX2(PA1664)、水槽試験装置、TV2.10Full、5L64‐I1 プローブ
この他、欠陥部の自動解析、インラインシステムに適用可能な高機能パッケージ有り

水槽試験装置の詳細につきましては、こちらまでお問い合わせください。

Olympus IMS

この用途に使用される製品
シングルグループで軽量のOmniScan SXは、読み取りやすい8.4インチ(21.3cm)のタッチスクリーンを搭載し、コスト効果に優れたソリューションを提供しています。 OmniScan SXには、SX PAおよびSX UTの2種類のモデルを用意しています。 SX PAは、16:64PRの装置で、UT専用のSX UTと同様に、従来型UTチャンネルを備え、P/E、P-CまたはTOFD検査に対応しています。
OmniScan MX2に、UTチャンネルを備えた新しいフェーズドアレイモジュール(PA2)、 TOFD (Time-of-Flight Diffraction)に使用可能な新しい2チャンネルの従来型超音波モジュール(UT2)に加え、好評なOmniScan MX2プラットフォームの機能を拡張する新しいソフトウェアプログラムが搭載されました。
渦流アレイ探傷を行います。 検査の構成では、ブリッジあるいは送受信モードで32のセンサーコイル(外部マルチプレクサーの使用で最大64センサーコイル)に対応します。 使用周波数は20 Hz~6 MHzで、同時に多重周波数を使用するオプションもあります。
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