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ラジエーターチューブ内部の洗浄度評価


1. アプリケーション

ラジエーターはチューブ内に冷却水を通すことでエンジンを冷却する、自動車にとって重要な部品の一つです。製造工程においてこのチューブ内に異物が残ってしまうと冷却効率が落ちるだけでなく、エンジンにも欠陥を及ぼす可能性があります。そこで、ラジエーターの製造工程ではチューブ内を十分に洗浄し、その洗浄度も厳格に検査しています。

チューブ内に抽出液を循環させ、それをメンブレンフィルターでろ過します。メンブレンフィルターを十分に乾燥させた上で、そこに残留した粒子をカウントすることにより、洗浄が十分であったかどうかを評価します(図1)。

チューブ内に液を循環
チューブ内に液を循環

メンブレンフィルターによるろ過
メンブレンフィルターによるろ過

メンブレンフィルターの乾燥
メンブレンフィルターの乾燥

図1.粒子抽出プロセス

2. オリンパスのソリューション

オリンパスのコンタミネーション解析システムCIX100は、顕微鏡と電動XYステージ、デジタルカメラ、ソフトウェアの組み合わせにより、メンブレンフィルター全面を自動でスキャンします。その後、ISOで決められた方法に則り、高速かつ正確に粒子のカウントを行うことが可能です。また、偏光顕微鏡観察方法を使用することによって、金属異物とそれ以外の異物を切り分けて管理することもできます。測定後は、簡単にMSワードベースのレポートを作成することができます(図2,3)。

顕微鏡による異物判別画像処理

図2.顕微鏡による異物判別画像処理

レポート

図3.レポート

Olympus IMS

この用途に使用される製品
CIX100は高い信頼性と高速性を両立したコンタミネーション解析の専用システムです。工業規格に沿った顕微鏡検査や検査結果のレビュー、レポート出力が、オペトレ不要な簡単操作で行えます。
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