1 00:00:04,238 --> 00:00:06,606 地球科学の分野で XRFが使われる理由は 2 00:00:06,606 --> 00:00:09,076 時間と費用の節約、 3 00:00:09,076 --> 00:00:11,011 現場での迅速な結果取得と 4 00:00:11,011 --> 00:00:12,946 意思決定が可能だからです。 5 00:00:12,946 --> 00:00:14,281 この数年にわたり、 6 00:00:14,281 --> 00:00:16,050 携帯型の蛍光X線分析計が 7 00:00:16,050 --> 00:00:18,820 ラボや現場での様々な用途で 8 00:00:18,820 --> 00:00:22,290 使用される機会が増えています。 9 00:00:22,290 --> 00:00:24,425 この技術は 10 00:00:24,425 --> 00:00:27,428 素早く結果を出し、 信頼性が高く、 11 00:00:27,428 --> 00:00:29,030 コスト効率が良いと評価されています。 12 00:00:29,030 --> 00:00:30,731 鉱山地質学者は 13 00:00:30,731 --> 00:00:32,866 数億円規模の決断を 日々行います。 14 00:00:32,866 --> 00:00:34,935 そのためには、正確で精密な 15 00:00:34,935 --> 00:00:38,071 分析計を入手することが 必須となります。 16 00:00:38,071 --> 00:00:44,311 地球科学用 ハンドヘルド蛍光X線分析計。 17 00:00:44,311 --> 00:00:46,480 鉱山において、今まで 掘削装置で仕事をしてきた 18 00:00:46,480 --> 00:00:47,915 経験から分かったことは、 19 00:00:47,915 --> 00:00:51,485 埃、汚れ、油にまみれ、 作業者にとっても 20 00:00:51,485 --> 00:00:54,921 使用する装置にとっても 過酷な環境であることです。 21 00:00:54,921 --> 00:00:57,091 VANTA分析計が 約1.2mの高さから 22 00:00:57,091 --> 00:01:00,395 落下した場合にも 損傷がないのは 23 00:01:00,395 --> 00:01:01,896 頼もしい特長です。 24 00:01:01,896 --> 00:01:03,531 既に、DELTA分析計は 25 00:01:03,531 --> 00:01:06,133 市場で最も堅牢な 分析計の一つでしたが、 26 00:01:06,133 --> 00:01:09,070 VANTAの堅牢性は 27 00:01:09,070 --> 00:01:10,838 新たなレベルに達しています。 28 00:01:10,838 --> 00:01:13,708 もし分析計が使用できなくなると 数十万円の損失、または 29 00:01:13,708 --> 00:01:16,343 修理に1、2週間かかる場合があります。 30 00:01:16,343 --> 00:01:18,111 分析計の堅牢性を高め、 31 00:01:18,111 --> 00:01:19,880 修理サービスに 32 00:01:19,880 --> 00:01:21,615 出す回数を 減らすということは、 33 00:01:21,615 --> 00:01:23,551 つまり、 分析計が落下しても 34 00:01:23,551 --> 00:01:24,651 修理の必要がなく、 35 00:01:24,651 --> 00:01:26,720 検出器の損傷もなく、 36 00:01:26,720 --> 00:01:30,558 粉塵や水分の侵入にも 37 00:01:30,558 --> 00:01:32,460 耐えることにより、 38 00:01:32,460 --> 00:01:34,728 その分、修理サービスの 回数が減少するため、 39 00:01:34,728 --> 00:01:36,063 装置の所有コストの 40 00:01:36,063 --> 00:01:38,231 低減につながります。 41 00:01:38,231 --> 00:01:41,970 IP64・65準拠の防塵防水性能、 42 00:01:41,970 --> 00:01:45,273 米国の軍用規格に準拠した 落下試験に合格、 43 00:01:45,273 --> 00:01:47,608 検出器のシャッター搭載など、 44 00:01:47,608 --> 00:01:49,843 掘削現場で働く地質学者にとって 45 00:01:49,843 --> 00:01:51,913 魅力的な特長です。 46 00:01:51,913 --> 00:01:53,915 このVANTA分析計では、 47 00:01:53,915 --> 00:01:57,585 ハンドヘルドXRFの設計を 根本的に見直しました。 48 00:01:57,585 --> 00:01:59,153 単に前機種を 49 00:01:59,153 --> 00:02:00,188 改良しただけではありません。 50 00:02:00,188 --> 00:02:02,223 設計が根本的に新しいのです。 51 00:02:02,223 --> 00:02:04,425 設計する際、 特に鉱業の 52 00:02:04,425 --> 00:02:06,460 お客様の声に耳を傾けました。 53 00:02:06,460 --> 00:02:08,461 先日、学会で VANTAを紹介しましたが、 54 00:02:08,461 --> 00:02:10,498 お客様から特に注目されたのは 55 00:02:10,498 --> 00:02:13,133 LinuxのOSを採用した ユーザーインターフェースの 56 00:02:13,133 --> 00:02:15,236 新しい様子や 57 00:02:15,236 --> 00:02:17,771 スマホのスワイプ機能、 58 00:02:17,771 --> 00:02:19,773 分析計の精度、そして 59 00:02:19,773 --> 00:02:21,141 測定結果を出すまでの 60 00:02:21,141 --> 00:02:23,476 スピードでした。 61 00:02:23,476 --> 00:02:24,811 また、お客様の中では 無線LAN機能も 62 00:02:24,811 --> 00:02:27,148 とても好評でした。 63 00:02:27,148 --> 00:02:29,583 データのダウンロード速度と、 自分のデータベースに 64 00:02:29,583 --> 00:02:32,353 データを速やかに 送信できる点です。 65 00:02:32,353 --> 00:02:34,755 無線LANのネットワークに 簡単に接続し、 66 00:02:34,755 --> 00:02:37,758 スクリーンに軽く触れて ソフトウェアを更新できます。 67 00:02:37,758 --> 00:02:40,328 また遠隔地のスタッフをログインさせ 68 00:02:40,328 --> 00:02:42,063 分析計でできることを 69 00:02:42,063 --> 00:02:43,196 サポートしてもらえます。 70 00:02:43,196 --> 00:02:45,933 こうしたプラットフォームに 移行したことで、 71 00:02:45,933 --> 00:02:47,701 分析計がかなり 72 00:02:47,701 --> 00:02:50,070 近代的になったため、 使用する担当者の 73 00:02:50,070 --> 00:02:52,540 トレーニング時間も 短縮できます。 74 00:02:52,540 --> 00:02:55,676 VANTAに新技術の AXON TECHNOLOGYを搭載したことで 75 00:02:55,676 --> 00:02:57,511 検査時間が速くなり、 76 00:02:57,511 --> 00:02:59,713 より高精度な 測定が行えるので、 77 00:02:59,713 --> 00:03:02,883 検査担当者が 一日に行える 78 00:03:02,883 --> 00:03:05,085 検査件数が増え、 79 00:03:05,085 --> 00:03:08,288 作業効率も高まり、 コスト低減にもつながります。 80 00:03:08,288 --> 00:03:10,725 ラボでの分析活動も 多く観察してきましたが、 81 00:03:10,725 --> 00:03:13,995 その領域においても VANTA分析計と 82 00:03:13,995 --> 00:03:16,998 AXON TECHNOLOGYの組合せは 優れた結果を出せると思います。 83 00:03:16,998 --> 00:03:19,000 優れた安定性、精密性、 84 00:03:19,000 --> 00:03:20,768 正確性により、 85 00:03:20,768 --> 00:03:24,471 工場から出荷される製品に 86 00:03:24,471 --> 00:03:26,306 見受けられるようなばらつきも 87 00:03:26,306 --> 00:03:27,408 大きく低減できます。 88 00:03:27,408 --> 00:03:29,476 また、分析計の フリート管理機能は 89 00:03:29,476 --> 00:03:31,845 とても便利で、 所有している 90 00:03:31,845 --> 00:03:34,581 複数の分析計に 共通の設定ができます。 91 00:03:34,581 --> 00:03:36,716 この機能を利用すると、 92 00:03:36,716 --> 00:03:40,755 分析計が 6ヶ月後でも 93 00:03:40,755 --> 00:03:42,823 1年後でも 94 00:03:42,823 --> 00:03:44,358 同じ設定で、 95 00:03:44,358 --> 00:03:45,960 2台目の分析計も 96 00:03:45,960 --> 00:03:47,861 3台目、4台目も 同じパフォーマンスを 97 00:03:47,861 --> 00:03:50,196 発揮できます。 98 00:03:50,196 --> 00:03:52,266 今回、GPS機能が 99 00:03:52,266 --> 00:03:53,968 内蔵されているため、 鉱山での正確な位置を 100 00:03:53,968 --> 00:03:55,603 特定できるようになり、 101 00:03:55,603 --> 00:03:58,138 発破孔のマッピングが 102 00:03:58,138 --> 00:04:00,541 容易になりました。 103 00:04:00,541 --> 00:04:03,611 フィンランド北部の お客様は、 104 00:04:03,611 --> 00:04:06,213 氷点下の環境で 分析計を使用しています。 105 00:04:06,213 --> 00:04:10,485 またオーストラリアのピルバラの 鉄鉱石鉱山のお客様は 106 00:04:10,485 --> 00:04:13,353 分析計の上限温度値の50℃に 接近する環境で使用しています。 107 00:04:13,353 --> 00:04:16,156 非常に暑くて 過酷な環境で 108 00:04:16,156 --> 00:04:18,058 使用する場合でも、 109 00:04:18,058 --> 00:04:20,295 VANTAが一貫して 安定性を維持し、 110 00:04:20,295 --> 00:04:24,298 高精度であり続けることに 自信を持って頂けます。 111 00:04:24,298 --> 00:04:26,500 地質学者としては、 112 00:04:26,500 --> 00:04:28,068 層序学的変化を知る必要があります。 113 00:04:28,068 --> 00:04:30,638 もし銅の含有量が 異常な濃度を超える場合には、 114 00:04:30,638 --> 00:04:32,740 それを検出して 115 00:04:32,740 --> 00:04:36,076 掘削を続けるか否か、 適切な指示を出す必要があります。 116 00:04:36,076 --> 00:04:40,113 分析計の設計の際に、 数億円規模の意思決定をする 117 00:04:40,113 --> 00:04:41,815 鉱山地質学者が 118 00:04:41,815 --> 00:04:44,285 納得できるような分析計の 提供を目指しました。 119 00:04:44,285 --> 00:04:48,221 地質学者がどのような決断を 下す場合でも 120 00:04:48,221 --> 00:04:50,625 毎回信頼できる 121 00:04:50,625 --> 00:04:53,626 高精度な分析計を お届けする必要があります。 122 00:04:53,626 --> 00:04:55,396 VANTAは、高速で 123 00:04:55,396 --> 00:04:57,298 信頼性も精度も優れているため、 124 00:04:57,298 --> 00:04:59,000 採掘現場のラボでは、 125 00:04:59,000 --> 00:05:00,935 ラボにとってもお客様にとっても 装置の投資に対する 126 00:05:00,935 --> 00:05:02,336 より高い見返りを期待できます。 127 00:05:02,336 --> 00:05:04,371 私自身、これまでに 128 00:05:04,371 --> 00:05:06,240 鉱山と鉱物探査で ポータブル蛍光X線分析計を 129 00:05:06,240 --> 00:05:07,641 15年使用してきました。 130 00:05:07,641 --> 00:05:09,410 装置への要望はシンプルです。 131 00:05:09,410 --> 00:05:11,945 堅牢性、 信頼性、 132 00:05:11,945 --> 00:05:13,646 正確性、精密性、 133 00:05:13,646 --> 00:05:16,116 そして、設定の多様性です。 134 00:05:16,116 --> 00:05:18,551 オリンパスのVANTA分析計では これらが実現されたと 135 00:05:18,551 --> 00:05:21,086 強く感じています。