1 00:00:11,478 --> 00:00:13,615 顕微鏡の正しいセットアップは、 2 00:00:13,615 --> 00:00:16,483 観察時また顕微鏡カメラを使用する時の 安全性と最適な性能を発揮するために 3 00:00:16,483 --> 00:00:20,755 極めて重要です。 4 00:00:20,755 --> 00:00:23,858 顕微鏡が正しくセットアップされていると 使用者の生産性と 5 00:00:23,858 --> 00:00:28,028 作業効率が高まり、 合理的なワークフローにつながります。 6 00:00:28,028 --> 00:00:31,265 実体顕微鏡のセットアップにおいて 最も重要でありながら 7 00:00:31,265 --> 00:00:34,835 見落とされてしまう 3つの要素は、 8 00:00:34,835 --> 00:00:37,138 瞳孔間の調整、 9 00:00:37,138 --> 00:00:40,341 ジオプターとズーム倍率、 そして同焦点の調整です。 10 00:00:40,341 --> 00:00:43,911 カメラと顕微鏡の同焦点 11 00:00:43,911 --> 00:00:47,081 正しい両眼視野を得るためには、 瞳孔間の距離を調整 12 00:00:47,081 --> 00:00:50,118 する必要があります。 13 00:00:50,118 --> 00:00:53,455 まず、薄型のサンプルを ステージにのせます。 14 00:00:53,455 --> 00:00:57,491 照明を調整して サンプルのピントを合わせます。 15 00:00:57,491 --> 00:01:01,395 左右の鏡筒を 両手で持ちながら、 16 00:01:01,395 --> 00:01:03,665 接眼レンズを覗き込みます。 17 00:01:03,665 --> 00:01:06,466 両眼視野を調整するためには、 左右の接眼レンズ間の 18 00:01:06,466 --> 00:01:10,070 距離を調整し、やがて 左右の視野が重なり合って 19 00:01:10,070 --> 00:01:13,006 一つの画像になるようにします。 20 00:01:13,006 --> 00:01:15,075 使用者がメガネを着用される場合、 21 00:01:15,075 --> 00:01:17,645 メガネに傷がつかないように 鏡筒を折りたたんだ位置で 22 00:01:17,645 --> 00:01:19,613 調整を行うことを 23 00:01:19,613 --> 00:01:22,850 お勧めします。 24 00:01:22,850 --> 00:01:26,353 次に、高倍率から低倍率まで 鮮明な画像を得るために 25 00:01:26,353 --> 00:01:30,458 実体顕微鏡のピントを 正しく調整します。 26 00:01:30,458 --> 00:01:33,026 観察倍率の全範囲にわたって 27 00:01:33,026 --> 00:01:35,095 鮮明な画像を得るためには 28 00:01:35,095 --> 00:01:39,666 ジオプターとズームの同焦点を 正しく調整する必要があります。 29 00:01:39,666 --> 00:01:41,768 ジオプターの調整は 30 00:01:41,768 --> 00:01:44,371 両目の間の違いを補うための 重要なステップであると同時に、 31 00:01:44,371 --> 00:01:47,108 疲労につながる目の負担を 32 00:01:47,108 --> 00:01:51,045 低減し、 倍率を変更するたびに 33 00:01:51,045 --> 00:01:55,616 ピントを再調整する必要がないように するためにも大事です。 34 00:01:55,616 --> 00:01:58,753 この調整を行うためには 左右の接眼レンズの 35 00:01:58,753 --> 00:02:02,423 ジオプターリングを ゼロの位置にします。 36 00:02:02,423 --> 00:02:07,761 視力が両目ともに2.0の使用者には これが正しい設定になります。 37 00:02:07,761 --> 00:02:11,398 その他の方は、このビデオで説明する 調整を行ってください。 38 00:02:11,398 --> 00:02:14,201 まず、大きくて観察しやすい 39 00:02:14,201 --> 00:02:17,738 シンプルな形のサンプルを ステージプレートにのせます。 40 00:02:17,738 --> 00:02:21,175 ズーム倍率の調整ハンドルを 最も低い倍率に設定し、 41 00:02:21,175 --> 00:02:23,410 ピントの調整ハンドルを回して 42 00:02:23,410 --> 00:02:28,916 サンプルのピントを合わせます。 43 00:02:28,916 --> 00:02:33,186 次に、ズーム倍率の調整ハンドルを 最も高い倍率に設定し、 44 00:02:33,186 --> 00:02:39,860 ピントの調整ハンドルを回して サンプルのピントを合わせます。 45 00:02:39,860 --> 00:02:43,998 最後に、ズーム倍率の調整ハンドルを 最も低い倍率に設定し、 46 00:02:43,998 --> 00:02:48,201 左右の接眼レンズの ジオプター調整リングを回して 47 00:02:48,201 --> 00:02:51,271 サンプルのピントを合わせます。 48 00:02:51,271 --> 00:02:53,140 これで調整が完了し、 49 00:02:53,140 --> 00:02:58,913 ズーム倍率の全範囲にわたって ピントのあった画像になります。 50 00:02:58,913 --> 00:03:02,650 実体顕微鏡を複数の使用者で 共用する場合、 51 00:03:02,650 --> 00:03:06,620 ジオプターの設定に個人差があるため、 各自でジオプター設定を 52 00:03:06,620 --> 00:03:09,690 記録することをお勧めします。 53 00:03:09,690 --> 00:03:13,493 デジタルイメージングシステムが 搭載された実体顕微鏡をご使用の場合、 54 00:03:13,493 --> 00:03:16,030 顕微鏡を通して見る画像と 55 00:03:16,030 --> 00:03:19,133 モニターに表示されている画像の ピントがお互いに合うために 56 00:03:19,133 --> 00:03:21,335 カメラの同焦点を正しく設定する 57 00:03:21,335 --> 00:03:23,838 必要があります。 58 00:03:23,838 --> 00:03:25,606 この手順を実行する時は 59 00:03:25,606 --> 00:03:31,311 ピント調整が内蔵された カメラマウントをご使用ください。 60 00:03:31,311 --> 00:03:35,015 まず、サンプルを ステージプレートにのせます。 61 00:03:35,015 --> 00:03:37,085 接眼レンズを覗き込みながら、 62 00:03:37,085 --> 00:03:41,721 顕微鏡のピントの調整ハンドルを回して 画像のピントを合わせます。 63 00:03:41,721 --> 00:03:44,291 モニターに画像を表示します。 64 00:03:44,291 --> 00:03:46,693 モニターに表示された画像の ピントがぼけている場合、 65 00:03:46,693 --> 00:03:50,230 同焦点を調整します。 66 00:03:50,230 --> 00:03:54,235 モニター上の画像の ピントが合うように 67 00:03:54,235 --> 00:03:58,005 カメラアダプターの ピント調整ダイアルを回します。 68 00:03:58,005 --> 00:04:00,808 カメラアダプターに ロック機構がある場合、 69 00:04:00,808 --> 00:04:04,311 この位置でロックしてください。 70 00:04:04,311 --> 00:04:07,148 このビデオで説明しました 3つの簡単な調整を 71 00:04:07,148 --> 00:04:08,750 行うことにより、 72 00:04:08,750 --> 00:04:13,153 使いやすく効率的な 顕微鏡観察ができます。 73 00:04:13,153 --> 00:04:16,923 オリンパスの工業用顕微鏡の 詳細情報は、 74 00:04:16,923 --> 00:04:19,226 営業担当者または 75 00:04:19,258 --> 00:04:30,536 当社ウエブサイトまでどうぞ。 www.olympus-ims.com.