1 00:00:12,433 --> 00:00:14,500 このビデオでは 2 00:00:14,500 --> 00:00:19,766 正確で定量的な鉱物データを 簡単、かつ迅速に獲得する方法を ご説明します。 3 00:00:19,766 --> 00:00:22,600 まず最初に、 試料を粉末化します。 4 00:00:22,600 --> 00:00:25,600 試料を150μm以下のサイズに 粉砕すれば 5 00:00:25,600 --> 00:00:28,766 オリンパスのXRD装置で、 使用可能です。 6 00:00:28,766 --> 00:00:31,366 つまり、 試料を 7 00:00:31,366 --> 00:00:33,300 軽く粉砕してふるいにかけるか、 8 00:00:33,300 --> 00:00:36,366 ポータブルの粉砕機にかけるだけで 9 00:00:36,366 --> 00:00:40,133 試料の調整ができ、非常に手軽です。 10 00:00:40,133 --> 00:00:41,933 また、必要な量は 11 00:00:41,933 --> 00:00:44,000 15 mgだけなので、 12 00:00:44,000 --> 00:00:46,100 試料の 全体を使うこともできますし、 13 00:00:46,100 --> 00:00:48,766 一部を選んで使うこともできます。 14 00:00:48,766 --> 00:00:50,600 試料を、振動試料ホルダーの 15 00:00:50,600 --> 00:00:52,600 所定の位置に置いたら 16 00:00:52,600 --> 00:00:55,666 Start acquisition(測定開始)を押します。 17 00:00:55,666 --> 00:00:57,333 測定実行中に 18 00:00:57,333 --> 00:00:59,000 X線回折ピークと 19 00:00:59,000 --> 00:01:01,100 蛍光X線スペクトルをリアルタイムで表示できます。 20 00:01:01,100 --> 00:01:04,166 パソコン、タブレット、 スマートフォン、その他の無線LAN対応機器を使って 21 00:01:04,166 --> 00:01:07,166 Terraへ接続すれば 22 00:01:07,166 --> 00:01:09,933 表示が可能です。 23 00:01:09,933 --> 00:01:12,700 測定が完了したら 回折パターンがダウンロードされます。 24 00:01:12,700 --> 00:01:16,800 その後、Siroquantソフトウェアを使用して 分析をします。 25 00:01:16,800 --> 00:01:19,266 同じような分析を 日常的に繰り返し行う場合は、 26 00:01:19,266 --> 00:01:21,433 予期されるすべての鉱物に対して、 分析のテンプレートを 27 00:01:21,433 --> 00:01:23,833 あらかじめ用意しておくと よいでしょう。 28 00:01:23,833 --> 00:01:26,033 未知の鉱物を 処理する場合は 29 00:01:26,033 --> 00:01:28,133 XPowderなどの パターンマッチングソフトウェアで 30 00:01:28,133 --> 00:01:30,600 パターンを分析し、 31 00:01:30,600 --> 00:01:33,966 相の存在を 確認する必要があります。 32 00:01:33,966 --> 00:01:36,333 ここでは、鉄鉱石の試料を処理しています。 33 00:01:36,333 --> 00:01:39,266 予想される鉱物を4つあらかじめロードしてあります。 34 00:01:39,266 --> 00:01:41,833 パターンを開いたら まず、 35 00:01:41,833 --> 00:01:49,200 バックグラウンドをこのように 除去します。 36 00:01:49,200 --> 00:01:51,533 残った黄色いパターンが 37 00:01:51,533 --> 00:01:54,666 作業中のXRDトレースです。 38 00:01:54,666 --> 00:01:56,600 次に、ここをクリックすると 39 00:01:56,600 --> 00:01:58,800 事前選択したすべての鉱物が ロードされ、赤いパターンとして 40 00:01:58,800 --> 00:02:01,500 組み合わされて表示されます。 41 00:02:01,500 --> 00:02:03,266 このスクリーンを見るとわかるように、 42 00:02:03,266 --> 00:02:06,700 黄色のピークで 不明のものはありません。 43 00:02:06,700 --> 00:02:08,400 つまり、この段階では 44 00:02:08,400 --> 00:02:10,933 欠落した鉱物は見当たりません。 45 00:02:10,933 --> 00:02:13,633 事前選択した鉱物がすべて 存在していることを確認するには 46 00:02:13,633 --> 00:02:15,833 ここをクリックして 47 00:02:15,833 --> 00:02:20,833 ピーク位置バーの表示を オンにしたり、オフにしたりしてみます。 48 00:02:20,833 --> 00:02:22,633 ここでは、カオリナイトが 49 00:02:22,633 --> 00:02:24,800 存在していないようなので 50 00:02:24,800 --> 00:02:26,666 今回の分析からカオリナイトを 51 00:02:26,666 --> 00:02:32,100 除去します。 52 00:02:32,100 --> 00:02:34,433 次に、ピークが鉱物相と それぞれ整合しているかどうかを 53 00:02:34,433 --> 00:02:36,533 確認します。 54 00:02:36,533 --> 00:02:38,133 再配置した方がよい可能性のある 55 00:02:38,133 --> 00:02:40,200 鉱物を見つけた場合は 56 00:02:40,200 --> 00:02:43,666 その位置パラメーターを 一度にすべて選択し 57 00:02:43,666 --> 00:02:46,766 OKを押して実行します。 58 00:02:46,766 --> 00:02:48,933 このウィンドウで、定量的な結果を 確認できます。 59 00:02:48,933 --> 00:02:52,166 Copy(コピー)ボタンを押して 60 00:02:52,166 --> 00:02:54,300 エクセルlに結果を貼り付け、 61 00:02:54,300 --> 00:02:55,600 これで終了です。 62 00:02:55,600 --> 00:02:56,766 岩石試料の前処理から 63 00:02:56,766 --> 00:02:58,633 定量的なXRD分析までを 64 00:02:58,633 --> 00:03:00,733 こんなに素早く行えました。 65 00:03:00,733 --> 00:03:02,033 詳細は 66 00:03:02,033 --> 00:03:04,066 最寄りの販売担当者に お問い合わせください。 67 00:03:04,066 --> 00:03:08,600 または www.olympus-ims.comをご覧ください。