1 00:00:04,405 --> 00:00:06,540 ハンドヘルド蛍光X線分析計は 2 00:00:06,540 --> 00:00:08,410 鉱物探査業界に定着してきています。 3 00:00:08,410 --> 00:00:10,211 その適用範囲は、 4 00:00:10,211 --> 00:00:12,246 土地買収に先立つ適性評価段階から 5 00:00:12,246 --> 00:00:14,581 調査段階の 6 00:00:14,581 --> 00:00:16,583 ドリルコアロギングに至るまでと、 7 00:00:16,583 --> 00:00:19,353 その間のあらゆるステップにも及びます。 8 00:00:19,353 --> 00:00:23,758 鉱物探査用ハンドヘルド蛍光X線分析計 9 00:00:23,758 --> 00:00:26,393 フィールドマッピングは、 10 00:00:26,393 --> 00:00:29,596 探鉱の開始時に 地質学者が行います。 11 00:00:29,596 --> 00:00:31,598 このマッピング段階では、 12 00:00:31,598 --> 00:00:34,001 蛍光X線分析計はGeo Pickと一緒に使用します。 13 00:00:34,001 --> 00:00:35,970 岩石を叩いて 14 00:00:35,970 --> 00:00:38,840 チップ状にして岩石片サンプルとして 15 00:00:38,840 --> 00:00:40,141 収集します。 16 00:00:40,141 --> 00:00:41,943 ときには 粉々に砕いて 17 00:00:41,943 --> 00:00:43,276 目の細かいふるいにかけ、 18 00:00:43,276 --> 00:00:45,313 それらの岩石を検査して 19 00:00:45,313 --> 00:00:48,148 探している 対象元素の 20 00:00:48,148 --> 00:00:49,583 有無を 21 00:00:49,583 --> 00:00:50,918 判別します。 22 00:00:50,918 --> 00:00:54,088 また、 分析計の内蔵GPSを 23 00:00:54,088 --> 00:00:55,456 使用して、 24 00:00:55,456 --> 00:00:58,025 探している特定の元素の 25 00:00:58,025 --> 00:01:01,328 高濃度、中濃度、低濃度の 各エリアを示す 26 00:01:01,328 --> 00:01:02,830 地形図を作成することも 27 00:01:02,830 --> 00:01:04,165 できます。 28 00:01:04,165 --> 00:01:05,800 ユーザーの多くは、ArcPad®や 29 00:01:05,800 --> 00:01:07,668 Discover Mobile™などの サードパーティソフトウェアを 30 00:01:07,668 --> 00:01:09,336 使用しています。 31 00:01:09,336 --> 00:01:11,105 当社の分析計には 32 00:01:11,105 --> 00:01:12,473 GPSが内蔵されているため、 33 00:01:12,473 --> 00:01:15,276 ユーザーはデータセットを一致させて リアルタイムのフィールドマッピングを 34 00:01:15,276 --> 00:01:17,111 実行できます。 35 00:01:17,111 --> 00:01:19,146 土壌サンプリングは通常、 探査プロジェクトの 36 00:01:19,146 --> 00:01:20,948 第1段階です。 37 00:01:20,948 --> 00:01:23,183 この用途にはハンドヘルド蛍光X線分析計が適しています。 38 00:01:23,183 --> 00:01:26,086 土壌サンプリング段階において 39 00:01:26,086 --> 00:01:28,088 ハンドヘルド蛍光X線分析計は通常、2通りに使用されます。 40 00:01:28,088 --> 00:01:30,391 ほとんどの場合、グリッドはグリッド間隔ごとに 41 00:01:30,391 --> 00:01:33,426 サンプルが収集された場所に 設定されます。 42 00:01:33,426 --> 00:01:35,863 この間隔は 探査対象の鉱物や 43 00:01:35,863 --> 00:01:37,731 プロジェクトによって 異なります。 44 00:01:37,731 --> 00:01:39,733 ハンドヘルド蛍光X線分析計を持ち歩いて 地表からサンプルを取り、 45 00:01:39,733 --> 00:01:41,468 場合によっては 46 00:01:41,468 --> 00:01:45,873 A層またはB層を超えて 地面を掘り、 47 00:01:45,873 --> 00:01:47,841 ふるいにかけて分析し、 48 00:01:47,841 --> 00:01:48,976 次の位置に移動します。 49 00:01:48,976 --> 00:01:50,778 ハンドヘルド蛍光X線分析計は 50 00:01:50,778 --> 00:01:52,913 大規模なグリッドを 51 00:01:52,913 --> 00:01:55,816 短時間で処理できる 52 00:01:55,816 --> 00:01:57,151 素晴らしいツールといえます。 53 00:01:57,151 --> 00:01:58,586 探査者はグリッドに沿って 54 00:01:58,586 --> 00:02:00,988 現場で土壌を検査し、 55 00:02:00,988 --> 00:02:03,423 データを分析計内に保存して 56 00:02:03,423 --> 00:02:05,926 オフィスに戻り、 57 00:02:05,926 --> 00:02:08,395 等高線図を作成することができます。 58 00:02:08,395 --> 00:02:11,131 よく使われるもう一つの 検査方法は、 59 00:02:11,131 --> 00:02:13,433 サンプルを取り、 60 00:02:13,433 --> 00:02:16,236 すべてのサンプルを 現場のキャンプ内に集めて 61 00:02:16,236 --> 00:02:18,940 分析計をセットアップする やり方であり、すべてのサンプルを 62 00:02:18,940 --> 00:02:22,676 極めて系統的に 検査できます。 63 00:02:22,676 --> 00:02:25,513 このほかに、ハンドヘルド蛍光X線分析計を 使用する場面に 64 00:02:25,513 --> 00:02:26,780 掘削段階があります。 65 00:02:26,780 --> 00:02:28,348 RC掘削装置からは、 66 00:02:28,348 --> 00:02:29,783 戻されるサンプル、 67 00:02:29,783 --> 00:02:31,318 掘削チップサンプル、 68 00:02:31,318 --> 00:02:33,420 そしてサイクロンから放出された 細粒を取得します。 69 00:02:33,420 --> 00:02:36,390 ユーザーはこれらの 方法で 70 00:02:36,390 --> 00:02:39,060 ハンドヘルド蛍光X線分析計を使用し、 71 00:02:39,060 --> 00:02:41,395 分析計に内蔵の 平均関数を使用して 72 00:02:41,395 --> 00:02:44,165 パスファインダーの概念や 73 00:02:44,165 --> 00:02:46,766 発熱量を現場で得ることで、 掘削を継続するか 74 00:02:46,766 --> 00:02:48,536 停止するかを 75 00:02:48,536 --> 00:02:49,803 決定します。 76 00:02:49,803 --> 00:02:51,238 RABやRCといった 77 00:02:51,238 --> 00:02:52,940 掘削方法で取得した 78 00:02:52,940 --> 00:02:54,508 サンプルは極めて均質化 79 00:02:54,508 --> 00:02:56,978 されているため、 80 00:02:56,978 --> 00:02:59,080 正確な検査結果の 81 00:02:59,080 --> 00:03:00,315 助けとなります。 82 00:03:00,315 --> 00:03:02,083 ハンドヘルド蛍光X線分析計を使用して 83 00:03:02,083 --> 00:03:04,218 サンプルを事前に選別し、 84 00:03:04,218 --> 00:03:05,653 分析計によって示された 85 00:03:05,653 --> 00:03:07,555 鉱化作用が見られる 86 00:03:07,555 --> 00:03:08,956 サンプルのみを 87 00:03:08,956 --> 00:03:10,725 検査用にラボに送ります。 88 00:03:10,725 --> 00:03:12,193 また、分析計は 89 00:03:12,193 --> 00:03:14,328 ダイアモンド掘削段階でも 90 00:03:14,328 --> 00:03:17,465 使用されますが、この場合は岩石が 均質化されていないため、 91 00:03:17,465 --> 00:03:20,768 検査結果は変動する 可能性があります。 92 00:03:20,768 --> 00:03:22,136 ダイアモンド掘削に関する 93 00:03:22,136 --> 00:03:23,805 規則はありません。 94 00:03:23,805 --> 00:03:25,806 特定のプロジェクトにおいて 95 00:03:25,806 --> 00:03:27,508 ハンドヘルド蛍光X線分析計を使用するのが 96 00:03:27,508 --> 00:03:29,743 効果的かどうかを 97 00:03:29,743 --> 00:03:31,145 確かめるには、 98 00:03:31,145 --> 00:03:33,948 分析計で測量調査を行って、 その結果を 99 00:03:33,948 --> 00:03:35,483 ラボの結果と 100 00:03:35,483 --> 00:03:36,750 比較する 101 00:03:36,750 --> 00:03:37,985 必要があります。 102 00:03:37,985 --> 00:03:39,120 北半球では、 103 00:03:39,120 --> 00:03:41,990 ダイアモンド掘削が 優勢な掘削方法です。 104 00:03:41,990 --> 00:03:43,625 そして、数百もの企業が 105 00:03:43,625 --> 00:03:46,293 掘削プロセスにおいて 106 00:03:46,293 --> 00:03:49,130 ハンドヘルド蛍光X線分析計を選別ツールとして 使用し、鉱化作用の判別を 107 00:03:49,161 --> 00:03:51,030 行っています。