1 00:00:12,045 --> 00:00:14,311 このビデオでは、 ファスナーホール検査のための 2 00:00:14,313 --> 00:00:18,583 NORTEC 600の設定方法を 説明します。 3 00:00:18,585 --> 00:00:22,286 NORTEC 600には 以下の特長があります。 4 00:00:22,288 --> 00:00:24,488 アプリケーション・プリセットのメニューから、 5 00:00:24,490 --> 00:00:26,423 簡単なボタン操作で 6 00:00:26,425 --> 00:00:28,225 装置を設定できます。 7 00:00:28,226 --> 00:00:30,795 フィルター調整は 不要です。 8 00:00:30,796 --> 00:00:32,996 新たなフィルター設定機能により、 9 00:00:32,998 --> 00:00:35,666 信号波形を6または8の形状で表示します。 10 00:00:35,668 --> 00:00:37,901 新しいリンク機能は、 11 00:00:37,903 --> 00:00:39,636 フィルター設定を自動調整し、 12 00:00:39,638 --> 00:00:42,473 RPMコントロールの変動を 補正します。 13 00:00:42,475 --> 00:00:44,175 また、航空機メーカー大手の 14 00:00:44,176 --> 00:00:49,380 製造工程での検査に 対応しています。 15 00:00:49,381 --> 00:00:53,518 アルミニウムの一般的な設定 16 00:00:53,520 --> 00:00:55,620 NORTEC 600は 17 00:00:55,621 --> 00:00:57,588 さまざまな方法で設定できますが、 18 00:00:57,590 --> 00:00:59,523 次の方法を用いると 最も効率良く 19 00:00:59,525 --> 00:01:03,661 良質な信号を取得でき、 安定した測定結果を得ることができます。 20 00:01:03,663 --> 00:01:06,030 スキャナーを 装置に接続すると 21 00:01:06,031 --> 00:01:09,800 メニューが表示されます。 続行ボタンを押してください。 22 00:01:09,801 --> 00:01:11,703 最新版のソフトウェアは、 23 00:01:11,705 --> 00:01:13,738 アプリケーション選択メニューを 24 00:01:13,740 --> 00:01:15,806 自動的に表示します。 25 00:01:15,808 --> 00:01:19,910 ボルトホールを選択し、 適用ボタンを押します。 26 00:01:19,911 --> 00:01:21,211 メインキーを押し、 27 00:01:21,213 --> 00:01:23,715 検査用の正しい周波数を入力します。 28 00:01:23,716 --> 00:01:27,485 デフォルト値は500kHzです。 29 00:01:27,486 --> 00:01:29,420 スキャナーに電源を入れる前に、 30 00:01:29,421 --> 00:01:31,088 プローブを持ち上げ、 31 00:01:31,090 --> 00:01:33,123 NULLキーを押します。 32 00:01:33,125 --> 00:01:35,160 リフトオフ角を調整するには、 33 00:01:35,161 --> 00:01:36,560 スキャナーを起動し、 34 00:01:36,561 --> 00:01:39,463 回転プローブの先端が 標準試験体の表面を 35 00:01:39,465 --> 00:01:43,033 かすめるような 適切な位置に置きます。 36 00:01:43,035 --> 00:01:44,868 角度キーを押し、 37 00:01:44,870 --> 00:01:47,971 信号を右向きに 調整します。 38 00:01:47,973 --> 00:01:50,908 これで、リフトオフ調整が 完了です。 39 00:01:50,910 --> 00:01:53,276 プローブを、欠陥のあるファスナーホールに 40 00:01:53,278 --> 00:01:55,146 挿入します。 41 00:01:55,148 --> 00:01:56,848 ゲインキーを押して 42 00:01:56,850 --> 00:02:01,485 ゲインを希望の値に設定します。 43 00:02:01,486 --> 00:02:03,053 プローブをしっかりと持ち、 44 00:02:03,055 --> 00:02:05,256 欠陥部分の上で 回転させながら 45 00:02:05,258 --> 00:02:07,625 ゲインキーを二度押し、 46 00:02:07,626 --> 00:02:09,526 次に垂直ゲインを設定して 47 00:02:09,528 --> 00:02:15,766 信号を画面縦方向いっぱいに 表示します。 48 00:02:15,768 --> 00:02:17,201 メインキーを押し、 49 00:02:17,203 --> 00:02:20,838 スキャン速度を 希望する値に設定します。 50 00:02:20,840 --> 00:02:24,475 スキャン速度が 変動した場合、 51 00:02:24,476 --> 00:02:26,678 リンク機能が フィルター設定を 52 00:02:26,680 --> 00:02:28,780 自動調整し、 53 00:02:28,781 --> 00:02:30,815 指定の速度に戻すため、 54 00:02:30,816 --> 00:02:34,685 手動によるフィルター調整は 一切不要です。 55 00:02:34,686 --> 00:02:37,721 必要に応じて、メインキーをもう一度押し、 56 00:02:37,723 --> 00:02:45,896 6または8の形状の 信号フィルターを選択します。 57 00:02:45,898 --> 00:02:49,500 NORTEC 600の 新しいデジタルフィルターは、 58 00:02:49,501 --> 00:02:52,536 フィルター設定を変更しても 6または8の形状を 59 00:02:52,538 --> 00:02:55,906 維持できます。 60 00:02:55,908 --> 00:02:58,710 これにより、 同じ信号と 61 00:02:58,711 --> 00:03:00,945 安定した測定性能を 62 00:03:00,946 --> 00:03:02,746 毎回の検査で維持できます。 63 00:03:02,748 --> 00:03:04,815 装置を替えても 64 00:03:04,816 --> 00:03:06,650 信号への影響は 65 00:03:06,651 --> 00:03:08,753 ありません。 66 00:03:08,755 --> 00:03:10,288 設定が終了したら 67 00:03:10,290 --> 00:03:12,090 全画面/次へキーを押し 68 00:03:12,091 --> 00:03:14,991 信号を全画面モードで 表示します。 69 00:03:14,993 --> 00:03:16,660 デフォルトのリアルタイム測定値は、 70 00:03:16,661 --> 00:03:19,163 垂直ピークtoピーク振幅の リアルタイムの信号と 71 00:03:19,165 --> 00:03:21,531 信号位相角を表示します。 72 00:03:21,533 --> 00:03:23,601 これは、実際の値と 関連性の無い値との 73 00:03:23,603 --> 00:03:28,506 区別に役立ちます。 74 00:03:28,508 --> 00:03:33,845 その他の設定 75 00:03:33,846 --> 00:03:36,380 場合によっては、表面にアクセスできず、 76 00:03:36,381 --> 00:03:39,583 リフトオフ設定が できないことがあります。 77 00:03:39,585 --> 00:03:43,355 それでも心配ありません。 信号の位相角は、 78 00:03:43,356 --> 00:03:46,791 プローブがファスナーホール内を回転中でも 設定可能です。 79 00:03:46,793 --> 00:03:48,526 この場合、リフトオフは 80 00:03:48,528 --> 00:03:50,228 振動ノイズに基づき 81 00:03:50,230 --> 00:03:52,796 設定されます。 82 00:03:52,798 --> 00:03:54,631 信号はできるだけ平らに 83 00:03:54,633 --> 00:03:56,835 設定してください。 84 00:03:56,836 --> 00:03:58,370 これにより、滑らかなスイープが 85 00:03:58,371 --> 00:04:01,038 表示されます。 86 00:04:01,040 --> 00:04:03,173 表示されたスイープは、 87 00:04:03,175 --> 00:04:05,410 ディスプレイメニュー上で 88 00:04:05,411 --> 00:04:08,380 同期角を調整することにより 改善できます。 89 00:04:08,381 --> 00:04:10,515 最後に、ディスプレイは 90 00:04:10,516 --> 00:04:15,486 使いやすいように設定できます。 91 00:04:15,488 --> 00:04:20,891 鋼製ホールの設定 92 00:04:20,893 --> 00:04:24,028 NORTECを 鋼製ホール検査用として 93 00:04:24,030 --> 00:04:26,665 設定する方法は、 非強磁性材料で 94 00:04:26,666 --> 00:04:30,401 実行した設定と よく似ています。 95 00:04:30,403 --> 00:04:32,703 先に説明した手順を ここでも実行しますが、 96 00:04:32,705 --> 00:04:34,505 大きな違いが2点あります。 97 00:04:34,506 --> 00:04:36,140 より少ないゲインが要求され、 98 00:04:36,141 --> 00:04:39,276 欠陥信号が 異なる角度で表示されます。 99 00:04:39,278 --> 00:04:42,246 非強磁性材料の場合と同様に、 100 00:04:42,248 --> 00:04:44,315 リフトオフの角度に注意してください。 101 00:04:44,316 --> 00:04:47,251 できるだけ平らに 設定して、 102 00:04:47,253 --> 00:04:53,090 スイープが明確に 表示されるようにします。 103 00:04:53,091 --> 00:04:55,426 これで、ファスナーホール検査用の NORTEC 600の設定が 104 00:04:55,428 --> 00:04:59,896 完了です。 105 00:04:59,898 --> 00:05:03,335 渦流探傷器の詳細については、 106 00:05:03,336 --> 00:05:05,503 お近くのオリンパスまでお問い合わせください。 107 00:05:05,505 --> 00:05:13,011 または、下記のウェブサイトをご覧ください。 www.olympus-ims.com