1 00:00:09,100 --> 00:00:13,600 フルマトリックスキャプチャ(FMC)は データ取得方法の一つです 2 00:00:13,600 --> 00:00:16,367 特定の フェイズドアレイプローブに対し 3 00:00:16,367 --> 00:00:18,700 可能なすべての波形を取得できます 4 00:00:18,700 --> 00:00:21,233 フェイズドアレイ方式との 根本的な違いは 5 00:00:21,233 --> 00:00:23,567 プローブの各素子が 6 00:00:23,567 --> 00:00:26,167 発信する 順序です 7 00:00:26,167 --> 00:00:30,667 たとえば 6素子のプローブの場合 8 00:00:30,667 --> 00:00:32,967 各素子は個別に発信し 9 00:00:32,967 --> 00:00:36,833 アレイの全素子が 同時に受信します 10 00:00:36,833 --> 00:00:41,733 所定のプローブに対して 基本となるA-スキャンのマトリックスが生成されます 11 00:00:41,733 --> 00:00:43,567 フェイズドアレイ方式とは対照的に 12 00:00:43,567 --> 00:00:48,067 データ取得の遅延により生成される ビーム形成というものがありません 13 00:00:48,067 --> 00:00:50,733 受信したすべての信号から 得た応答の 14 00:00:50,733 --> 00:00:53,733 基本るA-スキャンが 収集されます 15 00:00:53,733 --> 00:01:06,300 これがフルマトリックスキャプチャの 原理です 16 00:01:06,300 --> 00:01:09,633 このパターンは フルマトリックスが収集されると 17 00:01:09,633 --> 00:01:33,433 プローブ内の全素子で繰り返されます 18 00:01:33,433 --> 00:01:39,567 次にトータルフォーカシングメソッド(TFM)の プロセスを説明します 19 00:01:39,567 --> 00:01:41,900 基本A-スキャンからのサンプルは 20 00:01:41,900 --> 00:01:43,533 マトリックスから選択されます 21 00:01:43,533 --> 00:01:47,167 ここでは 特定のTFM波形データや 22 00:01:47,167 --> 00:01:50,467 材料中の焦点位置から予想される 遅延が考慮されます 23 00:01:50,467 --> 00:01:54,933 選択した波形データはLLです 24 00:01:54,933 --> 00:02:08,533 最大振幅は 赤い色で示されます 25 00:02:08,533 --> 00:02:11,667 選んだA-スキャンのサンプルは 積算され 26 00:02:11,667 --> 00:02:21,867 TFMグリッドで 単一ピクセルが生成されます 27 00:02:21,867 --> 00:02:26,300 指定した焦点で ピクセル位置が決まります 28 00:02:26,300 --> 00:02:31,233 プロセスはTFMグリッドの 全ピクセルで繰り返されます 29 00:02:31,233 --> 00:02:35,600 生じるピクセルのセットで TFM画像が得られます 30 00:02:35,600 --> 00:02:38,133 複数の波形データオプションを用い 31 00:02:38,133 --> 00:02:52,000 多様な表示方法で データを視覚化できます