1 00:00:08,900 --> 00:00:10,533 こんにちは、アレックス・サーストンです。 2 00:00:10,533 --> 00:00:12,566 今日は、 Vanta分析計を使用して 3 00:00:12,566 --> 00:00:15,666 AlloyまたはAlloy Plusアプリケーションの テスト時間を選択する方法について 4 00:00:15,666 --> 00:00:17,766 ご説明します。 5 00:00:17,766 --> 00:00:19,066 また、合金分析の 6 00:00:19,066 --> 00:00:21,166 高速判定方法である 7 00:00:21,166 --> 00:00:26,833 スマートソートの 選択方法についてもご紹介します。 8 00:00:26,833 --> 00:00:28,866 Vanta分析計でのテスト時間で大切なのは 9 00:00:28,866 --> 00:00:30,600 バランスです。 10 00:00:30,600 --> 00:00:32,500 正確で精密な結果が得られるよう 11 00:00:32,500 --> 00:00:34,533 十分なテスト時間を 確保したい一方で、 12 00:00:34,533 --> 00:00:36,233 たくさんの試料を一度に 13 00:00:36,233 --> 00:00:39,000 短時間でテストしてしまいたい とも思われるでしょう。 14 00:00:39,000 --> 00:00:42,266 テスト時間を 設定するには、 15 00:00:42,266 --> 00:00:43,666 結果画面の下にある 16 00:00:43,666 --> 00:00:45,266 クロックアイコンを使用します。 17 00:00:45,266 --> 00:00:46,666 ここをクリックすると、 18 00:00:46,666 --> 00:00:48,966 テスト時間の設定画面が現れます。 19 00:00:48,966 --> 00:00:50,466 いろいろな情報が 20 00:00:50,466 --> 00:00:52,500 表示されていますね。 21 00:00:52,500 --> 00:00:54,600 ビーム1は、チタンより重い元素を 22 00:00:54,600 --> 00:00:56,800 数量化する最初の 23 00:00:56,800 --> 00:01:00,333 ビームの操作を 示します。 24 00:01:00,333 --> 00:01:02,100 つまり、元素周期表の 25 00:01:02,100 --> 00:01:03,466 チタン以上の元素が 26 00:01:03,466 --> 00:01:06,533 ビーム1の操作対象です。 27 00:01:06,533 --> 00:01:10,000 合金アプリケーション用の 28 00:01:10,000 --> 00:01:12,500 ビーム2は、マグネシウムから 29 00:01:12,500 --> 00:01:15,566 硫黄までの元素の情報を 示します。 30 00:01:15,566 --> 00:01:18,333 では、ここで各ビームの 31 00:01:18,333 --> 00:01:21,266 テスト時間を選択します。 32 00:01:21,266 --> 00:01:22,833 ビーム1の場合、 33 00:01:22,833 --> 00:01:25,566 この分析計では 品種判定に 34 00:01:25,566 --> 00:01:28,133 かかる時間は、 長くても 35 00:01:28,133 --> 00:01:31,500 1~3秒です。 36 00:01:31,500 --> 00:01:34,133 ですので、’このアプリケーションでは ビーム1の 37 00:01:34,133 --> 00:01:38,833 最大テスト時間を 2秒に設定しましょう。 38 00:01:38,833 --> 00:01:40,300 ビーム2の 39 00:01:40,300 --> 00:01:44,000 設定は 少し異なります。 40 00:01:44,000 --> 00:01:45,533 マグネシウムから 41 00:01:45,533 --> 00:01:47,033 硫黄までの元素は 42 00:01:47,033 --> 00:01:49,300 分析計での解析が 少々難しいため、 43 00:01:49,300 --> 00:01:52,366 これらの元素の 解析には 44 00:01:52,366 --> 00:01:54,000 ビーム1より若干長い 45 00:01:54,000 --> 00:01:55,466 時間が必要です。 46 00:01:55,466 --> 00:01:57,466 一般的な合金判定の場合、 47 00:01:57,466 --> 00:02:00,200 ビーム2のテスト時間は 最大7秒にすることを 48 00:02:00,200 --> 00:02:02,166 お勧めします。 49 00:02:02,166 --> 00:02:04,433 さらに、マグネシウムより下位の 50 00:02:04,433 --> 00:02:07,233 アルミニウムの 51 00:02:07,233 --> 00:02:09,933 判定には 52 00:02:09,933 --> 00:02:13,133 15秒に設定するのが よいでしょう。 53 00:02:13,133 --> 00:02:15,666 最大テスト時間を設定すると、 54 00:02:15,666 --> 00:02:18,033 分析計に結果が 55 00:02:18,033 --> 00:02:20,833 表示されるまでの 56 00:02:20,833 --> 00:02:23,066 最小テスト時間も 57 00:02:23,066 --> 00:02:25,900 設定できます。 58 00:02:25,900 --> 00:02:28,400 テスト時間マトリクスを設定したら、 59 00:02:28,400 --> 00:02:31,733 その下にビーム選択の ラジオボタンが 60 00:02:31,733 --> 00:02:33,700 現れます。 61 00:02:33,700 --> 00:02:35,500 LEなしのシングルビームは、 62 00:02:35,500 --> 00:02:38,400 主に溶接面の付属品とともに 使用します。 63 00:02:38,400 --> 00:02:40,066 しかし、合金に 64 00:02:40,066 --> 00:02:42,900 LEの情報がないことが わかっている場合、 65 00:02:42,900 --> 00:02:46,833 この選択肢は 便利です。 66 00:02:46,833 --> 00:02:48,466 ほとんどの合金には 67 00:02:48,466 --> 00:02:49,733 微量のシリコンや 68 00:02:49,733 --> 00:02:50,866 微量のリン 69 00:02:50,866 --> 00:02:52,233 などが含まれています。 70 00:02:52,233 --> 00:02:54,566 したがって、ビーム1の 情報のみでの 71 00:02:54,566 --> 00:02:56,866 高速のテスト時間を希望する場合は、 72 00:02:56,866 --> 00:02:59,733 LEありのシングルビームを選択するのが 適しています。 73 00:02:59,733 --> 00:03:01,866 実施する合金テストに 関して、分析計から 74 00:03:01,866 --> 00:03:03,866 引き出せるかぎり 75 00:03:03,866 --> 00:03:06,600 多くの情報を 入手したい場合は、 76 00:03:06,600 --> 00:03:09,166 常に2ビームの選択が 適しています。 77 00:03:09,166 --> 00:03:10,566 名前を見てわかるように、 78 00:03:10,566 --> 00:03:13,266 常に2つのビームが使用されます。 79 00:03:13,266 --> 00:03:16,833 ただし、 できるかぎり多くの情報で 80 00:03:16,833 --> 00:03:20,433 迅速に合金判定を行うには スマートソートを 81 00:03:20,433 --> 00:03:22,233 使用するのがよいでしょう。 82 00:03:22,233 --> 00:03:23,533 スマートソートは、 83 00:03:23,533 --> 00:03:25,900 分析に ビーム2を 84 00:03:25,900 --> 00:03:29,966 使用するかどうかを 自動的に選択します。 85 00:03:29,966 --> 00:03:33,133 これを実際にお見せするため、 86 00:03:33,133 --> 00:03:35,466 いくつかの合金試料を 87 00:03:35,466 --> 00:03:39,266 テストしてみます。 88 00:03:39,266 --> 00:03:41,400 2秒以内に 89 00:03:41,400 --> 00:03:44,100 4340鋼との完全一致する マッチングが表示され、 90 00:03:44,100 --> 00:03:47,033 ビーム2の動作は 必要ありません。 91 00:03:47,033 --> 00:03:49,433 大変素早くこの合金の 92 00:03:49,433 --> 00:03:52,766 完全一致のマッチングが得られましたね。 93 00:03:52,766 --> 00:03:55,400 同様に別の試料で 94 00:03:55,400 --> 00:03:57,266 2つ目のテストを行うと、 95 00:03:57,266 --> 00:04:00,900 インコネル825と完全一致する マッチングが得られます。 96 00:04:00,900 --> 00:04:04,666 このように、スマートソートは 合金判定を効果的かつ正確に行う 97 00:04:04,666 --> 00:04:09,000 非常に迅速な方法であると いえます。 98 00:04:09,000 --> 00:04:11,566 今日ご紹介したことが、 AlloyやAlloy Plus方式の 99 00:04:11,566 --> 00:04:13,666 テスト時間を選択する際に 100 00:04:13,666 --> 00:04:15,766 お役に立てばうれしいです。 101 00:04:15,766 --> 00:04:18,500 ご覧いただき、ありがとうございました。