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超音波により対象物を壊さず検査する非破壊検査機器 超音波厚さ計「27MG」を新発売

2014年04月14日

オリンパス株式会社(社長:笹 宏行)は、科学事業における新製品として、工場設備などのメンテナンスで活躍する超音波厚さ計のエントリー機「27MG(ニーナナ・エムジー)」を、2014年5月末から世界で順次発売します。 

超音波厚さ計は、探触子(たんしょくし)という専用センサーを用いて検査対象物の片側から超音波を入射し、反射波が戻ってくるまでの時間を基に、対象物の厚さを計測する機器です。対象物を破壊・分解する必要がないため、メンテナンスや品質検査などの現場で広く使用されています。
今回発売する「27MG」は、従来のエントリー機「26MG」の後継機で、工場設備などのメンテナンスで活躍する腐食検査用の厚さ計です。パイプやタンクなどの厚みを測定し、内部の腐食の進行度を検査することができます。エントリー機としての高い機動性だけでなく、一般的なミドルクラスの厚さ計で採用されている「感度調整機能」などの機能も備えています。

●主な特長
1. エントリー機に、ミドルクラス機並の機能を搭載
一般的なミドルクラスの厚さ計で装備される「感度調整機能」を搭載しています。これにより、対象物の厚さや素材に応じて、より幅広い用途で使用することが可能です。また、検査ごとに適正な測定値の範囲を設定し、値を超えた際に音と表示で知らせる「アラーム機能」なども搭載しています。

2. フィールド検査に適した高い機動性と耐久性を実現
高所や狭い現場にも持ち運びしやすい小型・軽量ボディーに、バックライト付きの大きなディスプレイを搭載し、測定値を明るく大きく表示します。また、防滴・防塵(ぼうじん)性能規格である「IP65」相当の設計により、突然の雨や砂塵が舞うような検査現場においても安心して作業を進めることができます。

3. 検査業務のコストダウンに貢献する、低価格な探触子も発売
探触子の新製品として、コストパフォーマンスに優れた「D7910」も発売します。超音波厚さ計は、センサーである探触子で対象物をなぞりながら検査を行うため、使用するにつれて探触子の表面が磨耗していきます。消耗品である探触子の低価格化により、検査業務のコストダウンに貢献します。

●市場導入の背景
超音波厚さ計は、検査対象物に入射した超音波の反射波が戻ってくるまでの時間を基に厚さを測定する非破壊検査機器で、「腐食検査用」と「精密検査用」の2種類に分類されます。腐食検査用は工場設備などにおけるメンテナンス用途として使用され、パイプやタンクなどの厚みを測定し、内部の腐食の進行度を検査することができます。一方、精密検査用は製造現場の品質検査用途として使用され、金属・プラスチック・ガラスなど、さまざまな素材の高精度な検査・測定が可能です。 当社の超音波厚さ計には3つのラインアップがあり、今回発売する「27MG」は、従来のエントリー機「26MG」の後継機です。エントリー機としての機動性・操作性とミドルクラス機並の性能を両立し、低価格な探触子「D7910」も合わせて導入することで、より効率的な検査業務とコストダウンに貢献します。

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