Inspection & Measurement Systems

技術情報

フェイズドアレイ・リニアスキャン

フェイズドアレイ・システムではリニアアレイ探触子の長手方向に沿って電子走査を行い、探触子を移動させることなく断面像を生成します。各フォーカルロウの送受信によっ取得されたA-スキャン波形データはデジタル化され、プロットされます。各A-スキャン波形データは積み重ねられリアルタイムの断面画像を生成します。64振動素子を持ったリニアアレイ探触子による断面画像作成の様子が下で紹介されています。

実際にはこの電子走査はリアルタイムで実行され、その結果探触子の物理的動きに合わせてリアルタイムの断面図を継続的に見ることが出来ます。下で紹介しているのは64振動素子を持ったリニアアレイ探触子によって断面画像を生成するイメージです。16振動素子を一つのグループとしてアパーチャを生成する様にフォーカルロウをプログラム化し、フォーカルロウを形成する振動素子を1個ずつスライドして探傷していま。この結果、49の個別波形が積み重ねられて探触子の幅(およそ38 mm)の長さに亘り断面画像をリアルタイムに生成します。

振動素子全体に亘って固定角でスキャンることも可能です。後で述べる様に、このことは自動溶接部検査にとって非常に有益なことです。64振動素子を持ったリニアアレイ探触子を使って、ユーザー設定の角度(多くの場合45度、60度、70度のどれか)で横波を生成することが出来ます。アパーチャを探触子の幅に亘って配列させることにより、スキャン時に溶接センター・ラインと探触子までの表面距離を変させることなく溶接部の全体積データが収集出来ます。この結果、溶接線に沿ってのワンライン走査を行うことで、溶接部の検査を完了することが可能となります。

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フェイズドアレイ・セクタースキャン(S-スキャン) >>


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