接合部の高インピーダンス側から試験を実行する必要がある場合は、このアプリケーションノートで説明するリングダウン方法が多くのケースで最良の方法になります。これは境界からの一連の多重反射を観察して、連続エコーの振幅つまりリングダウンエンベロープが接合状態と剥離状態の間で変化する率の違いを探すことです。音波は金属または高インピーダンス材料で反響するため、振幅変化はそれぞれの跳ね返りで増大します。したがって、例えば、最初のエコーにおいて接合状態と剥離状態の間での分かりにくい5%の振幅低下は、5番目のエコーでは25%の低下になり、10番目のエコーでは50%の低下になります。単一エコーでは変化が小さくても、一連の多重エコーにわたって変化がまとまると、はるかに大きくなり判別しやすくなります。一般的な接合部において、接合状態と剥離状態はそれぞれが独自に特有なリングダウンパターンを生成します。
最初の底面エコーがフルスクリーンの高さになるようにゲインを設定します。下の波形では、最初のピークは遅延材境界エコーで、以降のピークは0.1インチ(2.5mm)の非接合スチール基準からの多重エコーです。金属はエアーバック(air-backed)式であるため、多重エコーは比較的に低速に減少します。
Distance Amplitude
Correction(DAC)ソフトウェアを組み入れた機器の使用時には、DAC機能を使用して、適切に接合された部品のリングダウンプロファイルを画面に描くと便利です。次に、そのDAC曲線を使用して接合の有無を迅速に判別できます。下に示したように、接合はラインの上に出る一連のピークによって示されます。加えて、疑わしい接合状態をさらに判別するために、曲線の上に出るエコーをトリガーとして機器アラームを設定できます。
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