Industrial Testing Instruments

35シリーズ

超音波装置

超音波高精度厚さ計35シリーズは、試料の片側から厚さを測定することができ、取り扱いも簡単なため、作業効率化、コスト削減に非常に有効です。この堅牢でポケットサイズの厚さ計は、さまざまな形状、材質、大きさの材料を安定して測定することができます。また、バックライト付きディスプレイは、測定値を大きな文字で表示することができます。また、オプションで、A-scan表示機能も付加することができます。

35シリーズの主な特長

• 音速測定およびリダクションレート(厚さ減肉率表示)モードを全機種に標準装備
• 幅広い測定範囲:0.08~635.0mm(0.0030~25.0インチ)(測定器や材質のより測定範囲が異なる)
• 直接コンタクトタイプ、遅延材型および水浸トランスデューサの使用が可能
• アプリケーション・オートリコール(デフォルト設定とユーザー設定が可能)機能を装備
• ポータブルハンディタイプ:重量0.24kg(8.5オンス)
• 最小 / 最大値モード装備
• ハイ / ローアラーム装備
• インチ / ミリメートル表示切換え可能
• 多言語表示
• アルカリ電池にて長時間使用可能

35および35DL

35および35DLは、多用途に使用できます。
35および35DLは、2.25~30MHz範囲を持つトランスデューサが使用でき、薄物から厚物まであらゆる厚さの材料測定アプリケーションに対応しています。また、高周波および小径のトランスデューサを使用することにより、薄物やRの小さな曲面を持つ部品の厚さ測定に最適です。
アプリケーション
• 薄物から厚物まで多種類の材料の厚さ測定
• プラスチックボトル、チューブ、パイプ、シートの厚さ測定(最小測定範囲:0.08mm(0.003インチ)
• 金属容器、鉄板コイル、機械部品の厚さ測定(最小測定範囲:0.15mm)
• シリンダーボア、タービンブレーの厚さ測定
• 電球、ガラス容器の厚さ測定
• 薄物のグラスファイバー、ゴム、セラミック、複合材料の厚さ測定
• Rの小さな曲面の厚さ測定
• 1μmの分解能の厚さ測定(0.001mmまたは0.0001インチまで)

35HPおよび35DL-HP

35HPおよび35DL-HPは、厚物の測定や超音波減衰、散乱の激しい材料測定時に威力を発揮する低周波専用超音波パルサーレシーバを装備しています。一般にこのような材料は、他の超音波厚さ計で測定することはできません。
アプリケーション
• 厚物、超音波減衰材料の厚さ測定
• 鋳造品の厚さ測定
• タイヤ、コンベアベルトの厚さ測定
• ファイバーグラス製ボートの船体、貯蔵タンクの厚さ測定
• 複合材料の厚さ測定
• 表示分解能0.01mm(0.001インチ)または0.1mm(0.01インチ)の切換えが可能
モデル35HP / 35DL-HPはファイバーグラスまたは複合材の航空機部品、船体、貯蔵タンクの厚さ測定などに最適です。

なぜHP(ハイペネレーション)なのか
30年以上もの間、Panametrics-NDTの厚さ計エンジニアは、超音波減衰材料や厚物測定用のHPシリーズの開発を行ってきました。HPシリーズの厚さ計は、0.5MHzまでの低周波トランスデューサが使用できるだけでなく、本体内蔵の低周波専用超音波パルサーレシーバは、低周波信号を最適に処理することができます。その結果、HPシリーズは多くのお客様に厚物ゴム、ファイバーグラス、複合材料など、計測困難な材料の測定に優れたパフォーマンスを発揮する厚さ計として、好評価を得ています。

その他の35シリーズの特長

曲げ加工による厚さの減少を正確に測定することができます。

リダクションレート機能
35シリーズすべての機種に、ディファレンシャルモードとリダクションレートモードを標準装備しています。ディファレンシャルモードは、プリセットされた厚さ値との差異を表示するモードです。また、リダクションレートモードは、材料の初期厚さに対する減少率を表示するモードです。典型的なアプリケーションは、車体(自動車)のプレス成型鋼板測定です。

音速測定モードは、ダイレクトに音速を読み出せます。

音速測定機能

35シリーズのすべてが、材料音速を計測する機能を装備しています。この標準機能は、材料内部の音速変化を利用した材料評価アプリケーションに最適です。典型的なアプリケーションには、鋳物の球状化率測定や複合材 / ファイバーグラス密度変化の測定などがあります。オリンパスNDTは、厚さ測定の自動転送用デジタルキャリパーを用意しています。

アプリケーション・オートリコール機能
アプリケーション・オートリコール機能は、測定作業を簡素化します。保存されたトランスデューサのセットアップを簡単に呼び出すことができます。

スタンダードセットアップ
トランスデューサ固有の標準セットアップが、デフォルトで保存されています。
カスタムセットアップ
さまざまなアプリケーションに対応するために、20件のユーザーセットアップの作成、保存、呼び出しができます(35と35HPは、10件のセットアップ保存が可能)。

このアプリケーションは、従来はマイクロメーターでの計測が主流でした。しかし、モデル35とM208トランスデューサの組み合わせにより、ガラスを壊さずに1μmの分解能で厚さ測定を可能にします。

非常に薄い鋼板(0.10mmまたは0.04インチ)の厚さ表示と波形表示ができます。

35PCSCOPE 

オプションの35PCSCOPEソフトウエアは、PC画面上に超音波波形と厚さ表示をリアルタイムで表示します。精密なセットアップ・パラメータを設定することにより、最適な厚さ測定を可能にします。

超音波波形の確認および機器調整が可能

オプションのA-scan表示で厚さ測定値と波形を同画面で確認できます。
すべてのモデルに波形表示機能が、オプションで設定されています。ユーザーは、厚さ計のディスプレイに表示されたライブ超音波波形(A-scan表示)を確認することによって、正しい肉厚測定値を読み取ることができます。また、調整機能によりトランスデューサ・セットアップパラメータを変更し、アプリケーションに最適な調整を行い、最高の測定性能を引き出します。

• 高画素密度LCDはライブ超音波波形を鮮明に写し出します。
• 厚さ表示値のリアルタイムでの検証を可能にします。
• 多くの難しいアプリケーションに対応できます。
• レンジ、ディレイ、またはズーム機能を使用することにより、測定波形の一部分を拡大して中央に配置します。
• トランスデューサ・セットアップパラメータの調整ができます。
• 波形はデータロガーに記録され、PCに転送できます。
なぜ超音波なのか
超音波測定値は、正確で信頼性が高く、再現性があります。測定物の片側から音を伝えることにより、即座にデジタル表示ができます。挟み込むことが難しく、マイクロメーターや他の計測機器で測定することが困難な部品でも、破壊する必要がありません。

主な仕様* 

測定モード
モード1:直接接触型トランスデューサを使用して発信パルスと底面エコーの時間間隔を測定
モード2:遅延材型および水浸トランスデューサを使用して、発信パルスの後の最初のインターフェースエコーと底面エコーの時間間隔を測定
モード3:遅延材型および水浸トランスデューサを使用して、発信パルスの後の最初のインターフェースエコーに続いて起こる連続した繰り返しエコーの時間間隔を測定

測定値:
厚さ、音速、または伝播時間

厚さ測定範囲*:
0.08~635mm(0.003~25インチ)
注)厚さ測定範囲は、機種、材料、トランスデューサタイプ、表面状態、および選択されたセットアップなどによって異なります。
材料音速範囲:
0.5080~18.699mm/μ秒
(0.02000~0.7362インチ/μ秒)
表示分解能(キーパッドで選択可能):
LOW:0.01"0.01インチ
STANDARD:0.001"0.01インチ
HIGH:0.0001"0.0001インチ
(35 & 35DL)
時間測定範囲: 0.0 - 109.5 μ秒

時間分解能:
000.01μ秒で固定

表示速度:
4、8、16およびMax Hz(16~20Hzアプリケーションおよび測定モードに依存)

トランスデューサ周波数レンジ: 2.25~30MHz(35および35DL)
0.5~5.0MHz(35HPおよび35DL-HP)


Min / Max:非測定時に最大値および最小値をホール

表示ホールド / ブランク:
非測定時に最大値および最小値をホールド

アラームモード:
ハイ / ローアラーム設定、音および表示にて警告

ディファレンシャルモード:実測と基準値の厚さの差を表示

リダクションレートモード:実測と基準値の厚さとパーセント差を表示(減肉率)

アプリケーション・オートリコール機能::デフォルトとカスタムで、トランスデューサセットアップを呼び出して使用可能

デフォルト値ユーザー設定値
352110
35DL2120
35HP1710
35DL-HP1720

その他の機能:キャリブレーションロック機能、自己診断機能、ミリ / インチ表示切換え、統計分析機能(35DL、35HP-DLのみ)

電源部

バッテリー:単3アルカリ電池、または単3ニッケル水素電池
使用時間:
150時間(バックライト使用時は30時間) ローバッテリー表示:バッテリーの残量を表示
バッテリーセーブ機能:自動電源OFF機能の設定が可能
外部AC電源:
オプション 一般次項
環境保護等級IP65に適合:
環境IP-65に対応。防滴、耐衝撃のケース、シールドされ、色分けされたキーパッドは、操作しやすく音で知らせる
動作温度範囲:
-10~+50°C(+14~122°F)
本体寸法
:84(W)×152(H)×84(D)mm(3.31×6.0×1.50インチ)
重量:
0.24kg(8.5オンス)
使用言語ユーティリティ:
多言語表示可能
35DLおよび35DL-HP
内部のデータロガー
データロガー:
35DLと35DL-HPは、測定値とトランスデューサセットアップ情報を確認、呼び出し、消去することができ、USBポートかRS-232シリアルポート(オプション)を経て転送もできます。
最大保存値数:
最大31,000の件の測定値、または1,300の波形と測定値が記録できます(波形示機能はオプション)。
記録データの内容:
記録されたそれぞれの測定値に、音速やトランスデューサ情報などの設定番号と測定条件のフラグを付加
ファイル名:
8桁の英数字および記号の入力が可能
ID番号:
10桁の英数字および記号の入力が可能
4種類のテンプレートファイル:
インクリメンタル / シーケンシャル / 2Dグリッド / 手動で作成したファイルをPCから転送可能
標準付属品
単3アルカリ電池 3個、テストブロック、トランスデューサ・ケーブル、カップラント(60g)、キャリングケース、取扱説明書、1年間の保証

オプション アクセサリー
35/WFライブ波形表示
GageviewPCインターフェースプロブラム
35DL/RS232RS-232出力
35DLHP/RS232RS-232出力
35PCScopePC波形表示ソフト(Windows対応)
USB/ADP-115AC115V外部電源
USB/ADP-230AC230V外部電源
MG2/RPC本体保護ゴムケース
35/DLRETRO35を35DLにアップグレード
35HP/DLRETRO35HPを35DL-HPにアップグレード

**製品の仕様は、予告なしに変更される場合があります。 

缶、容器および密閉容器の肉厚測定
金属コイルの厚さ検査
ドリル加工された銃身(孔)の金属肉厚測定
圧延鋼の超音波厚さ測定
金属パイプと管の肉厚計測
押出成型プラスティック材のオンライン厚さ計測
高温下における超音波検査
超音波カップラント
碍子(がいし)におけるシリコンコーティング測定
ソフトコンタクトレンズのベース・カーブと厚さ測定
液体の超音波測定
ガラス製品の厚さ測定
補強されたゴム製コンベヤベルトの厚さ検査
ゴム製タイヤの厚さ測定
ゴム製シートとコーティングにおける厚さ測定
ゴム製ホースとチューブ厚さ測定
ファイバーグラスゲルコートの厚さ測定
ファイバーグラス製ボート船体の厚さ測定
航空宇宙複合材
ファイバーグラスの板、パイプ、貯蓄タンクの厚さ測定
鋳物製品内部介在物測定
精密鋳造用ワックス鋳型の厚さ測定
鋳造エンジンブロックとシリンダ孔の肉厚測定
鉄、金属、アルミニウム、非鉄金属鋳物
鋳物製品における超音波検査
中空成形製品での肉厚測定
弾性率測定
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