1 00:00:06,806 --> 00:00:11,744 OmniScan MX2による 溶接部検査の最適なワークフロー 2 00:00:11,744 --> 00:00:14,779 フェーズドアレイ法による 3 00:00:14,779 --> 00:00:17,216 高度な溶接部検査のワークフロー設計は、 4 00:00:17,216 --> 00:00:19,251 NDTセットアップビルダーによる 5 00:00:19,251 --> 00:00:23,021 スキャンプランの作成から開始します。 6 00:00:23,021 --> 00:00:25,124 NDTセットアップビルダーでは 7 00:00:25,124 --> 00:00:26,693 溶接斜角を定義し、 8 00:00:26,693 --> 00:00:28,394 それに対するプローブ配置を設定し 9 00:00:28,394 --> 00:00:32,364 フェーズドアレイ探傷の スキャンプランを設計することができます。 10 00:00:32,364 --> 00:00:35,701 探傷は、複数のA-スキャンから生成される 11 00:00:35,701 --> 00:00:37,403 マルチアングルS-スキャンで行います。 12 00:00:37,403 --> 00:00:42,208 この手法は、ASME、ENなどの規格や それらに類似する、 13 00:00:42,208 --> 00:00:46,145 ビームサイズ、ビーム角度、 ビーム集束をプログラムした 14 00:00:46,145 --> 00:00:49,414 ユーザー独自の規格に 準じて実施することができます。 15 00:00:49,414 --> 00:00:52,418 探傷は、2個のプローブを 溶接線に対し垂直に配置し 16 00:00:52,418 --> 00:00:55,521 溶接部の両側から行います。 17 00:00:55,521 --> 00:00:58,591 溶接の中心線に基づいて スキャナーの所定の位置に 18 00:00:58,591 --> 00:01:01,459 固定します。 19 00:01:01,459 --> 00:01:05,531 プローブ、ウエッジ、 ビームなどのパラメーターから成る 20 00:01:05,531 --> 00:01:08,133 スキャンプランは、通常、 技術シートとして 21 00:01:08,133 --> 00:01:10,969 探傷レポートに 含まれます。 22 00:01:10,969 --> 00:01:12,704 検査内容の複雑さと 23 00:01:12,704 --> 00:01:14,606 必要なプローブ数によりますが 24 00:01:14,606 --> 00:01:16,876 スキャンプランと プローブに関するパラメーターは 25 00:01:16,876 --> 00:01:19,678 OmniScanで直接作成したり 26 00:01:19,678 --> 00:01:24,049 SDHCメモリーカードで インポートすることもできます。 27 00:01:24,049 --> 00:01:26,986 小型、軽量、ポータブルの 28 00:01:26,986 --> 00:01:30,756 COBRAスキャナーは 小径パイプの 29 00:01:30,756 --> 00:01:32,591 フェーズドアレイ探傷用に 設計されており 30 00:01:32,591 --> 00:01:35,861 薄肉管の溶接部検査に最適な 31 00:01:35,861 --> 00:01:40,033 薄型のフェーズドアレイプローブを 2個使用します。 32 00:01:40,033 --> 00:01:42,101 COBRAキットには、OmniScanによる 33 00:01:42,101 --> 00:01:46,171 溶接部の片側または両側からの探傷に 必要なものはすべて含まれています。 34 00:01:46,171 --> 00:01:49,541 また、ANSI規格のパイプ直径範囲 21~114ミリメートルをカバーする 35 00:01:49,541 --> 00:01:57,383 曲面型ウエッジが含まれます。 36 00:01:57,383 --> 00:01:59,484 また、キットに含まれる テンプレートは、 37 00:01:59,484 --> 00:02:02,721 各パイプ直径に合わせた スキャナーの設定や 38 00:02:02,721 --> 00:02:05,525 ガイドホイールの張力調整、 39 00:02:05,525 --> 00:02:11,864 エンコーダーが両方向へ スムーズに移動するために使用します。 40 00:02:11,864 --> 00:02:14,300 プローブは溶接中心線に対し 垂直方向になるよう 41 00:02:14,300 --> 00:02:18,404 スキャナー内の所定の位置に 設置されています。 42 00:02:18,404 --> 00:02:20,806 スキャナーをパイプの 43 00:02:20,806 --> 00:02:23,909 探傷開始位置に置きます。 44 00:02:23,909 --> 00:02:28,179 OmniScanで スタートボタンを押します。 45 00:02:28,179 --> 00:02:32,184 給水を開始します。 46 00:02:32,184 --> 00:02:54,339 スキャナーを パイプ上で滑らかに移動させます。 47 00:02:54,339 --> 00:02:58,076 探傷完了後、一時停止を選択し 48 00:02:58,076 --> 00:03:02,381 データファイルの保存を選択します。 49 00:03:02,381 --> 00:03:05,084 解析は、OmniScan上で、 50 00:03:05,084 --> 00:03:07,786 または、OmniPCを使いオフラインで行います。 51 00:03:07,786 --> 00:03:10,456 データカーソルが C-スキャンを移動すると 52 00:03:10,456 --> 00:03:12,224 先ほどの探傷を再生し 53 00:03:12,224 --> 00:03:16,328 溶接部の各側からの S-スキャンを表示します。 54 00:03:16,328 --> 00:03:19,065 S-スキャンを生成するA-スキャンの 55 00:03:19,065 --> 00:03:21,734 ウエッジの遅延、感度、TCGは 56 00:03:21,734 --> 00:03:24,969 参照規格であるASME、EN、 または類似した規格に基づき 57 00:03:24,969 --> 00:03:29,041 校正されています。 58 00:03:29,041 --> 00:03:32,311 きずが検出されると C-スキャンのカーソルで 59 00:03:32,311 --> 00:03:34,179 きずのサイジングを行います。 60 00:03:34,179 --> 00:03:36,381 サイジングは、dB(デシベル)ドロップ法および 61 00:03:36,381 --> 00:03:38,784 スキャン軸で取得した測定値の統計を 62 00:03:38,784 --> 00:03:42,521 使用します。 63 00:03:42,521 --> 00:03:44,723 きずの深さと高さの測定は 64 00:03:44,723 --> 00:03:47,993 S-スキャンのカーソルで行います。 dB(デシベル)ドロップ法または 65 00:03:47,993 --> 00:03:51,496 UT軸で取得された統計による 端部エコー法を 66 00:03:51,496 --> 00:04:05,778 使用します。 67 00:04:05,778 --> 00:04:09,348 近表面下に 129.6パーセントの 68 00:04:09,348 --> 00:04:13,151 エコー振幅が見られます。 69 00:04:13,151 --> 00:04:15,421 ウエッジの表面から 70 00:04:15,421 --> 00:04:17,989 2.83ミリメートル 71 00:04:17,989 --> 00:04:22,295 溶接中心線の正極(プラス)側に 72 00:04:22,295 --> 00:04:26,666 4.67ミリメートル 73 00:04:26,666 --> 00:04:28,368 UT軸上に 74 00:04:28,368 --> 00:04:32,138 9.72ミリメートルから 10.89ミリメートル 75 00:04:32,138 --> 00:04:35,474 全肉厚方向の寸法または高さ 76 00:04:35,474 --> 00:04:38,109 1.17ミリメートル 77 00:04:38,109 --> 00:04:43,716 きずの長さは、 6.50ミリメートルです。 78 00:04:43,716 --> 00:04:55,228 きずは欠陥指示テーブルに 追加することができます。 79 00:04:55,228 --> 00:04:57,496 レポートメニューでは、 80 00:04:57,496 --> 00:05:00,533 OmniScanの情報、 81 00:05:00,533 --> 00:05:04,070 校正、ソフトウェア、 82 00:05:04,070 --> 00:05:09,275 セットアップ、 グループ別のフェーズドアレイセットアップ、 83 00:05:09,275 --> 00:05:12,611 構成部品、スキャナーのデータ、 84 00:05:12,611 --> 00:05:16,515 探傷結果のデータ 統計による測定値、 85 00:05:16,515 --> 00:05:19,851 きずのスクリーンショットを すべてレポートに挿入することができます。 86 00:05:19,851 --> 00:05:22,221 レポートは、ここから直接印刷するか 87 00:05:22,221 --> 00:05:25,525 または保存、終了することができます。