1 00:00:09,366 --> 00:00:13,133 非破壊検査は 鉄道業界で広く行われており、 2 00:00:13,133 --> 00:00:15,133 レールの検査を含む、 3 00:00:15,133 --> 00:00:18,033 様々な用途に使用されています。 4 00:00:18,033 --> 00:00:19,866 現代のレールに使用されるのは、 5 00:00:19,866 --> 00:00:21,900 非常に高品質の合金鋼が主で、 6 00:00:21,900 --> 00:00:23,666 I形鋼に類似した形状に、 7 00:00:23,666 --> 00:00:26,000 熱間圧延して成形されます。 8 00:00:26,000 --> 00:00:27,900 レールを成形してから 9 00:00:27,900 --> 00:00:29,600 連結部を 溶接やボルト接合を用いて 10 00:00:29,600 --> 00:00:33,300 接合し、 線路を形成します。 11 00:00:33,300 --> 00:00:36,366 レールは、時間の経過と共に 不連続部ができる場合があります。 12 00:00:36,366 --> 00:00:39,033 見逃された 製造上の欠陥や 13 00:00:39,033 --> 00:00:41,166 使用による劣化が原因として考えられます。 14 00:00:41,166 --> 00:00:43,533 超音波試験を用いて、 15 00:00:43,533 --> 00:00:45,933 レールの連結部、 16 00:00:45,933 --> 00:00:48,800 動力車や車両の 不連続部分を検出します。 17 00:00:48,800 --> 00:00:50,866 レールの検査には、 さまざまの方法が 18 00:00:50,866 --> 00:00:53,300 用いられています。 良く使用されるのは、 19 00:00:53,300 --> 00:00:56,500 「手押し台車式」と 検査車両の方法です。 20 00:00:56,500 --> 00:00:59,400 「手押し台車」とは 可動式のテスト装置で、 21 00:00:59,400 --> 00:01:01,733 オペレーターが押している間、 試験データがモニターに映し出され 22 00:01:01,733 --> 00:01:04,133 視覚的に分析します。 23 00:01:04,133 --> 00:01:06,533 検査車両は、自走式で 24 00:01:06,533 --> 00:01:10,000 高速で作動し、 指定されたルートを走行します。 25 00:01:10,000 --> 00:01:13,700 超音波試験を始め、 様々なテクノロジーを駆使し、 26 00:01:13,700 --> 00:01:15,333 レールの欠陥や 27 00:01:15,333 --> 00:01:17,833 不連続部分を検出します。 28 00:01:17,833 --> 00:01:20,100 データを収集して 分析してから、 29 00:01:20,100 --> 00:01:22,966 車両の後部で追跡している 検証担当のオペレーターが 30 00:01:22,966 --> 00:01:25,333 欠陥の可能性のある箇所 を 31 00:01:25,333 --> 00:01:27,733 手持ち式の探傷器で確認します。 32 00:01:27,733 --> 00:01:29,933 不連続部分は通常、 33 00:01:29,933 --> 00:01:31,733 レールの頭部や腹部に起こります。 34 00:01:31,733 --> 00:01:34,166 底部でも発生しますが、頻度は低いです。 35 00:01:34,166 --> 00:01:36,000 頭部と腹部の 形状によって 36 00:01:36,000 --> 00:01:37,833 レールの頭部に配置した 37 00:01:37,833 --> 00:01:39,833 垂直探触子から検知された 38 00:01:39,833 --> 00:01:41,900 エコーのパターンが大きく変わります。 39 00:01:41,900 --> 00:01:43,800 このビデオでは、 40 00:01:43,800 --> 00:01:46,900 5MHzの直角ビームの 接触型探触子、 41 00:01:46,900 --> 00:01:50,000 例えば、A109S-RMを 42 00:01:50,000 --> 00:01:52,266 EPOCH 650探傷器に 接続し、 43 00:01:52,266 --> 00:01:54,000 検査に使用します。 44 00:01:54,000 --> 00:01:56,066 多くのレールは鉄鋼で製造されているため、 45 00:01:56,066 --> 00:01:58,566 おおよその 材料音速として 46 00:01:58,566 --> 00:02:02,133 1マイクロ秒ごとに0.2320インチ、 すなわち0.5893センチを入力し、 47 00:02:02,133 --> 00:02:05,333 他のパラメーターも 必要に応じ調整します。 48 00:02:05,333 --> 00:02:07,333 不連続部分を検出するには、 49 00:02:07,333 --> 00:02:08,900 最初に探触子を 50 00:02:08,900 --> 00:02:10,900 良好と推定される場所に配置します。 51 00:02:10,900 --> 00:02:12,400 ゲインを調整し、 52 00:02:12,400 --> 00:02:14,500 00:02:12;12] 底面エコーが明瞭に見えるようにします。 53 00:02:14,500 --> 00:02:15,966 それからパーツに沿ってスキャンし、 54 00:02:15,966 --> 00:02:17,633 欠陥を探します。 55 00:02:17,633 --> 00:02:19,400 ライブのAスキャン表示では、 56 00:02:19,400 --> 00:02:21,433 底面エコーの前に 生じるエコーにより、 57 00:02:21,433 --> 00:02:23,833 欠陥が表示されます。 58 00:02:23,833 --> 00:02:26,300 傾斜面での不連続部分の検出には 59 00:02:26,300 --> 00:02:29,033 斜角探触子が 必要な場合があるので 60 00:02:29,033 --> 00:02:31,100 ご注意ください。 61 00:02:31,100 --> 00:02:33,866 ご説明したのは数例ですが、 鉄道業界のさまざまな場面で 62 00:02:33,866 --> 00:02:35,566 より良い検査プロセスを目指し、 63 00:02:35,566 --> 00:02:37,400 オリンパスの製品がお役に立てればと思います。