1 00:00:07,839 --> 00:00:13,978 ハンドヘルド蛍光X線分析計 DELTA 品質管理/ PMI検査のためのラベル作成機能 2 00:00:13,979 --> 00:00:16,981 PMI(Positive Material Identification) 検査では 3 00:00:16,983 --> 00:00:21,651 材料が指定通りの合金品種かどうか 確認するテストが求められます。 4 00:00:21,653 --> 00:00:25,856 このビデオでは、 ハンドヘルド蛍光X線分析計 DELTAが 5 00:00:25,858 --> 00:00:27,921 ユニークなラベル作成機能を備えていること、 6 00:00:27,923 --> 00:00:30,426 ユニークなラベル作成機能を備えていること、 7 00:00:30,428 --> 00:00:33,498 ラベル作成方法について ご紹介します。 8 00:00:33,499 --> 00:00:37,135 使いやすい検査ラベルを 簡単に作るには 9 00:00:37,136 --> 00:00:39,836 次の3つの要素を 満たさなければなりません。 10 00:00:39,838 --> 00:00:43,408 手入力をできるだけ少なく、 自動入力をできるだけ多く 11 00:00:43,409 --> 00:00:46,409 一貫して同じ方法で入力する の3要素です。 12 00:00:46,411 --> 00:00:48,479 DELTAはこれらの要素を組み合わせて 13 00:00:48,481 --> 00:00:53,016 信頼性のあるトレーサブルな 測定をおこない、レポートを作成します。 14 00:00:53,018 --> 00:00:57,621 DELTAの検査ラベル作成は 簡単に行えます。 15 00:00:57,623 --> 00:01:02,293 まず、表計算ソフトでラベル名と オプション(選択肢)を入力します。 16 00:01:02,295 --> 00:01:04,861 それから、その表(CSV形式)を 17 00:01:04,863 --> 00:01:07,265 DELTAにインポートします。 18 00:01:07,266 --> 00:01:11,368 これにより、QC Labels(受入検査用ラベル)の フォーマットが作成されます。 19 00:01:11,369 --> 00:01:15,406 そのため、DELTAでは 入力時間を大幅に減らすことができます。 20 00:01:15,408 --> 00:01:18,241 QC Labelsには 複数の項目があり、 21 00:01:18,243 --> 00:01:22,479 その中から、 測定に必要な項目を入力します。 22 00:01:22,481 --> 00:01:25,449 DELTAのラベル作成機能は、 PMI検査で威力を発揮します。 23 00:01:25,451 --> 00:01:28,251 例えば、納品された材料が 24 00:01:28,253 --> 00:01:31,488 発注したものと同じかどうか確認する 25 00:01:31,489 --> 00:01:35,160 材料の受入検査や 26 00:01:35,161 --> 00:01:38,094 正しい材料が使用されているか確認する 27 00:01:38,096 --> 00:01:41,131 工程内検査です。 28 00:01:41,133 --> 00:01:45,036 材料受入検査の例 29 00:01:45,038 --> 00:01:47,238 材料受入検査の例を紹介します 30 00:01:47,239 --> 00:01:52,243 例えば、ある企業が直径2インチの 31 00:01:52,244 --> 00:01:54,644 SUS347のシームレス鋼管を発注します。 32 00:01:54,646 --> 00:01:56,413 その時、すべてのステンレス鋼管が 33 00:01:56,414 --> 00:01:59,849 発注した指定の品種であるかどうか 確認する必要があります。 34 00:01:59,851 --> 00:02:01,886 QC Labelsは、 すでにインポートされているため 35 00:02:01,888 --> 00:02:04,555 すぐに測定できます。 36 00:02:04,556 --> 00:02:06,824 測定窓をステンレス鋼管の上に設置し トリガーを引くと 37 00:02:06,826 --> 00:02:09,459 ラベル入力画面が現れます。 38 00:02:09,461 --> 00:02:13,598 測定に必要な項目を 順次入力します。 39 00:02:13,600 --> 00:02:17,201 測定する材料のサプライヤー 40 00:02:17,203 --> 00:02:20,404 材料のタイプ 41 00:02:20,406 --> 00:02:23,608 材料の数量 42 00:02:23,610 --> 00:02:27,078 材料の直径 43 00:02:27,080 --> 00:02:31,883 最後に測定者名です。 44 00:02:31,884 --> 00:02:34,318 測定結果欄は、デフォルトのPass(合格)を、 45 00:02:34,320 --> 00:02:36,419 そのままにしておきます。 46 00:02:36,421 --> 00:02:38,489 もし、測定して不合格になったら 47 00:02:38,491 --> 00:02:43,428 測定終了後、この結果欄を変更します。 48 00:02:43,429 --> 00:02:45,130 パーツカウントは 49 00:02:45,131 --> 00:02:48,399 測定した番号(ナンバー)を意味します。 50 00:02:48,401 --> 00:02:52,869 パーツのカウントを「1」に設定すると 「1」からカウントを開始します。 51 00:02:52,871 --> 00:02:58,809 もし、パーツカウントが空欄のままなら DELTAはカウントしません。 52 00:02:58,811 --> 00:03:01,178 各ラベルの項目を 既に入力していれば 53 00:03:01,179 --> 00:03:04,981 ラベル入力画面からすぐに 測定を開始できます。 54 00:03:04,983 --> 00:03:07,151 一本目の鋼管の上にDELTAの測定窓を当て 55 00:03:07,153 --> 00:03:12,489 トリガーを引いて、測定を開始します。 56 00:03:12,491 --> 00:03:15,926 一本目の鋼管の測定結果は SUS 347で 57 00:03:15,928 --> 00:03:17,961 期待したとおりの品種です。 58 00:03:17,963 --> 00:03:22,133 結果画面には サプライヤー名が表示されています。 59 00:03:22,135 --> 00:03:25,536 DELTAは、デフォルトで 最初のラベル(サプライヤー名)を表示します。 60 00:03:25,538 --> 00:03:29,439 表示するラベルは、各測定で 変更することもできます。 61 00:03:29,441 --> 00:03:32,276 トリガーを引き 次の測定を開始すると 62 00:03:32,278 --> 00:03:34,711 次のラベル入力画面が現れます。 63 00:03:34,713 --> 00:03:37,548 パーツカウントは2に増え、 2本目の鋼管の測定を 64 00:03:37,550 --> 00:03:39,849 開始することを示します。 65 00:03:39,851 --> 00:03:42,653 トリガーを引き 測定を開始します。 66 00:03:42,654 --> 00:03:47,424 2本目も 期待したとおりSUS347です。 67 00:03:47,426 --> 00:03:50,528 3本目の測定を 前の2本と同様に開始すると 68 00:03:50,530 --> 00:03:55,666 ラベル入力画面が現れます。 パーツカウントは、3になっています。 69 00:03:55,668 --> 00:03:58,636 トリガーを引くと測定が開始されます。 70 00:03:58,638 --> 00:04:02,239 測定結果は 期待していたSUS347ではなく 71 00:04:02,241 --> 00:04:04,908 SUS321を表示しました。 72 00:04:04,909 --> 00:04:09,046 測定情報アイコンをタップし 変更画面を開き 73 00:04:09,048 --> 00:04:12,583 測定結果欄をFail-Grade(品種違い)に変更します。 74 00:04:12,585 --> 00:04:17,654 鋼管の4本目、5本目、6本目は すべてSUS347です。 75 00:04:17,656 --> 00:04:21,726 DELTAのレポートはどんなPMI用途にも使用できます。 76 00:04:21,728 --> 00:04:26,630 このレポートは、材料情報の各ラベル欄の入力内容と 測定結果を測定順に表示しています。 77 00:04:26,631 --> 00:04:30,635 工程内検査の例 78 00:04:30,636 --> 00:04:34,871 もうひとつの異なるラベルセットも 簡単に使用できます。 79 00:04:34,873 --> 00:04:39,876 まず、工程内検査用の表に、 各項目を入力します。 80 00:04:39,878 --> 00:04:41,946 それから、その表(CSV形式)を 81 00:04:41,948 --> 00:04:44,048 DELTAにインポートします。 82 00:04:44,049 --> 00:04:47,285 その後は、測定に必要な項目を 入力するだけです。 83 00:04:47,286 --> 00:04:49,486 工程内検査のラベルセットを開くと 84 00:04:49,488 --> 00:04:52,656 先ほどと項目が異なっています。 85 00:04:52,658 --> 00:04:56,728 これから使うのは 工程内検査用のラベルセットですが、 86 00:04:56,729 --> 00:05:01,733 先ほど使用した受入検査用のラベルも 保持されています。 87 00:05:01,734 --> 00:05:04,934 各々の測定は、各ラベル入力画面で 88 00:05:04,936 --> 00:05:08,673 測定対象と測定部位の各項目を入力します。 89 00:05:08,674 --> 00:05:11,041 結果欄は、デフォルトの Accept(承認)のままにしておきます。 90 00:05:11,043 --> 00:05:13,478 もし再測定が必要になったら 91 00:05:13,479 --> 00:05:18,483 測定後、結果欄を Retest(再測定)に変更します。 92 00:05:18,484 --> 00:05:20,718 測定窓を材料の指定部位の上に置き 93 00:05:20,719 --> 00:05:23,488 トリガーを引き測定を開始します。 94 00:05:23,489 --> 00:05:28,826 測定を実行する前に ラベル入力画面が現れます。 95 00:05:28,828 --> 00:05:32,196 測定部位の変更と測定は 96 00:05:32,198 --> 00:05:34,598 簡単に行えます。 97 00:05:34,600 --> 00:05:38,536 DELTAのレポートは、どんなPMI用途にも 使用できます。 98 00:05:38,538 --> 00:05:42,939 レポートには、入力内容と測定結果が 測定順に表示されています。 99 00:05:42,941 --> 00:05:46,509 Bluetoothプリンター 100 00:05:46,511 --> 00:05:49,813 DELTAは、 測定結果のレポートを作成するだけでなく 101 00:05:49,814 --> 00:05:52,550 測定結果をすぐに印刷することもできます。 102 00:05:52,551 --> 00:05:56,219 DELTAはワイヤレスで 103 00:05:56,221 --> 00:06:01,859 オプションの Bluetoothプリンターに接続できます。 104 00:06:01,861 --> 00:06:04,561 ラベルを印刷して、 105 00:06:04,563 --> 00:06:07,431 測定した材料に すぐに貼り付けることができます。 106 00:06:07,433 --> 00:06:09,833 または、レシートタイプの紙に印刷して、 107 00:06:09,834 --> 00:06:12,803 他の記録とひとまとめにできます。 108 00:06:12,804 --> 00:06:14,538 測定ごとに 109 00:06:14,540 --> 00:06:16,273 測定結果を印刷することができます。 110 00:06:16,275 --> 00:06:22,080 また、全ての測定が完了してから 特定の測定結果を印刷することもできます。 111 00:06:22,081 --> 00:06:23,681 ご覧いただいたように 112 00:06:23,683 --> 00:06:28,653 PMIが受入検査であろうと 工程内検査であろうと 113 00:06:28,654 --> 00:06:32,956 測定と同時に検査ラベルを作成できます。 114 00:06:32,958 --> 00:06:37,161 DELTAの ラベル作成機能は 115 00:06:37,163 --> 00:06:40,898 PMI検査に欠かせない 正確で信頼できる測定データを 116 00:06:40,899 --> 00:06:44,834 取得するうえで 大変有効です。 117 00:06:44,836 --> 00:06:48,439 さらに詳しい情報については お近くのオリンパスまでお問い合わせください。 118 00:06:48,441 --> 00:06:57,583 または、当社のウェブサイト www.olympus-ims.comをご覧ください。