1 00:00:07,600 --> 00:00:09,733 このビデオでは、BondMaster 600ボンドテスターの 2 00:00:09,733 --> 00:00:12,466 操作方法をご説明いたします。 3 00:00:12,466 --> 00:00:14,366 ここでは、 4 00:00:14,366 --> 00:00:18,300 BondMaster 600ボンドテスターを使用して、 メカニカルインピーダンス解析(MIA)テストモードで、 5 00:00:18,300 --> 00:00:21,766 ハニカム複合材の 小さな剥離を 6 00:00:21,766 --> 00:00:24,333 検出する方法を説明します。 7 00:00:24,333 --> 00:00:28,200 第1部 基本設定 8 00:00:28,200 --> 00:00:30,466 航空機の構成部品の探傷など、 9 00:00:30,466 --> 00:00:33,300 標準的な 探傷手順では、 10 00:00:33,300 --> 00:00:39,333 装置をオンにして MIAプローブを接続します。 11 00:00:39,333 --> 00:00:41,700 プロンプトが表示されたら、 12 00:00:41,700 --> 00:00:46,233 [CONTINUE]を押した後に[ACCEPT]を押し、 デフォルト設定を読み込みます。 13 00:00:46,233 --> 00:00:48,766 それぞれの探傷手順で 推奨される値に 14 00:00:48,766 --> 00:00:50,833 [FREQUENCY]を設定します。 15 00:00:50,833 --> 00:00:52,333 このビデオでは、 16 00:00:52,333 --> 00:00:55,166 デフォルト値の10 kHzを使用します。 17 00:00:55,166 --> 00:00:57,066 必要であれば、 18 00:00:57,066 --> 00:00:59,500 他のパラメータも設定します。 19 00:00:59,500 --> 00:01:02,366 プローブ先端が Teflon™テープなどの保護フィルムで 20 00:01:02,366 --> 00:01:05,400 カバーされていることを確認します。 21 00:01:05,400 --> 00:01:08,100 破損したテープは プローブを傷つけるため、 22 00:01:08,100 --> 00:01:10,733 探傷に使用しないでください。 23 00:01:10,733 --> 00:01:14,233 裏当てを使用すると より良い結果が出ます。 24 00:01:14,233 --> 00:01:16,500 欠陥のない領域に プローブを配置し、 25 00:01:16,500 --> 00:01:19,533 [NULL]キーを押します。 26 00:01:19,533 --> 00:01:21,866 校正中のミスを 防ぐためには、 27 00:01:21,866 --> 00:01:25,733 シミュレーションした欠陥の位置を 把握することが大切です。 28 00:01:25,733 --> 00:01:28,700 プローブ先端への圧力を 一定に維持します。 29 00:01:28,700 --> 00:01:31,100 前腕の重みを利用して プローブを表面に 30 00:01:31,100 --> 00:01:33,266 押し付けると、 31 00:01:33,266 --> 00:01:35,500 簡単に圧力を一定に 維持することができます。 32 00:01:35,500 --> 00:01:39,766 こうすると、あまり力を入れずに、 圧力を一定に維持できます。 33 00:01:39,766 --> 00:01:42,566 一定の圧力を維持しながら、 34 00:01:42,566 --> 00:01:45,233 シミュレーションした剥離の上をゆっくりスキャンします。 35 00:01:45,233 --> 00:01:47,900 完了したら、[FREEZE]キーを押します。 36 00:01:47,900 --> 00:01:50,733 [GAIN]キーを押して 感度を調整し、 37 00:01:50,733 --> 00:01:55,866 フルスクリーンの70%から90%の高さで 剥離を保持します。 38 00:01:55,866 --> 00:01:59,666 必要であれば、 信号の角度を調整します。 39 00:01:59,666 --> 00:02:02,400 基本的な校正はこれで完了です。 40 00:02:02,400 --> 00:02:05,100 再度[FREEZE]を押して 取得を再開し、 41 00:02:05,100 --> 00:02:07,666 標準試料全体をスキャンします。 42 00:02:07,666 --> 00:02:10,633 この例では、 小さな剥離が上向きに表示されるのに対して、 43 00:02:10,633 --> 00:02:14,033 修復した領域が下向きに表示されます。 これにより、 44 00:02:14,033 --> 00:02:17,733 指標を簡単に 識別できます。 45 00:02:17,733 --> 00:02:21,900 第2部 探傷手順作成のための高度な機能 46 00:02:21,900 --> 00:02:24,666 MIAモードを使用した ハニカム複合材の探傷用に、 47 00:02:24,666 --> 00:02:27,833 ワーキングパラメータを定義する方法を 説明します。 48 00:02:27,833 --> 00:02:31,133 このセクションは、 探傷の手順を作成する方、 49 00:02:31,133 --> 00:02:34,533 またはボンドテストアプリケーションを開発する方を対象としています。 50 00:02:34,533 --> 00:02:37,866 最も重要なパラメータは テスト周波数です。 51 00:02:37,866 --> 00:02:40,700 MIA構成を 使用している場合、 52 00:02:40,700 --> 00:02:42,766 [NULL/CAL]キーを長押しして 53 00:02:42,766 --> 00:02:45,900 周波数校正モードに 入ります。 54 00:02:45,900 --> 00:02:48,300 一定の圧力を維持しながら、 剥離領域の上で 55 00:02:48,300 --> 00:02:50,500 プローブを保持します。 56 00:02:50,500 --> 00:02:52,533 プローブを可能な限りまっすぐに保ち、 57 00:02:52,533 --> 00:02:56,800 剥離欠陥の中心に 当てるようにします。 58 00:02:56,800 --> 00:02:58,400 プローブを保持している間、 59 00:02:58,400 --> 00:03:01,100 感度が 自動的に調整されます。 60 00:03:01,100 --> 00:03:03,433 装置が安定したと 思われるところで、 61 00:03:03,433 --> 00:03:05,800 [BAD PART]キーを押します。 62 00:03:05,800 --> 00:03:08,100 プローブを 欠陥のない領域に移動し、 63 00:03:08,100 --> 00:03:10,766 そこで保持して [GOOD PART]キーを押します。 64 00:03:10,766 --> 00:03:13,566 結果は、 次の画面のようになります。 65 00:03:13,566 --> 00:03:15,566 スペクトルピークに注目してください。 66 00:03:15,566 --> 00:03:18,066 得られた結果が、主に、 際立ったネガティブピークひとつだった場合、 67 00:03:18,066 --> 00:03:20,966 校正が成功したことを 表しています。 68 00:03:20,966 --> 00:03:23,500 この場合、[DONE]を押します。 69 00:03:23,500 --> 00:03:26,033 複数のピークが得られた場合は、 70 00:03:26,033 --> 00:03:27,733 問題があるか、 71 00:03:27,733 --> 00:03:29,600 校正が失敗したことを表します。 72 00:03:29,600 --> 00:03:32,533 問題が生じた場合、 まず[BACK]を押して、 73 00:03:32,533 --> 00:03:36,100 周波数校正プロセス全体を やり直します。 74 00:03:36,100 --> 00:03:38,566 間違ったプローブ位置や 不均一な圧力が原因の場合、 75 00:03:38,566 --> 00:03:41,766 大抵、 これで問題は解決します。 76 00:03:41,766 --> 00:03:44,533 まれに、 複合材料の用途で 77 00:03:44,533 --> 00:03:46,800 解決が非常に困難な場合があり、 78 00:03:46,800 --> 00:03:48,800 周波数校正中は 常に 79 00:03:48,800 --> 00:03:50,966 複数のピークが得られることがあります。 80 00:03:50,966 --> 00:03:52,900 このような場合は、 最初の強いネガティブピークを 81 00:03:52,900 --> 00:03:56,466 周波数の選択として 使用することを推奨します。 82 00:03:56,466 --> 00:04:00,066 [DONE]を押して 校正メニューを終了します。 83 00:04:00,066 --> 00:04:02,100 設定すべき次の重要なパラメータは、 84 00:04:02,100 --> 00:04:05,000 GAINとPROBE DRIVEです。 85 00:04:05,000 --> 00:04:07,033 MIAプローブでは 86 00:04:07,033 --> 00:04:10,366 周波数範囲に応じて 感度で大きな差異が見られるため、 87 00:04:10,366 --> 00:04:13,700 GAINとPROBE DRIVEの 組み合わせによって、 88 00:04:13,700 --> 00:04:17,600 信号飽和が生じないように することが重要です。 89 00:04:17,600 --> 00:04:20,533 10 kHz未満の周波数では 90 00:04:20,533 --> 00:04:23,666 55 dBを超えるゲインが 必要となりますが、 91 00:04:23,666 --> 00:04:26,766 約15 kHzの周波数では 25 dBほどの低いゲインが 92 00:04:26,766 --> 00:04:31,100 必要となることもあります。 93 00:04:31,100 --> 00:04:34,533 つまり、信号飽和が観察される場合や 疑われる場合は、 94 00:04:34,533 --> 00:04:36,466 GAINを確認し 95 00:04:36,466 --> 00:04:40,166 必要に応じて PROBE DRIVEを低くしてください。 96 00:04:40,166 --> 00:04:42,100 以上で、 97 00:04:42,100 --> 00:04:44,633 メカニカルインピーダンス解析法を用いた ハニカム複合材における 98 00:04:44,633 --> 00:04:47,833 小さな剥離の検出についての 説明を終わります。 99 00:04:47,833 --> 00:04:51,433 オリンパスのボンドテストソリューションの 詳細については、 100 00:04:51,433 --> 00:04:53,333 お近くのオリンパスまでお問い合わせください。 101 00:04:53,333 --> 00:04:58,000 または当社のウェブサイト www.olympus-ims.comをご覧ください。